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(回答先: 米諮問委、鳥インフル論文に改めて懸念表明 テロへの悪用警戒 投稿者 あっしら 日時 2012 年 2 月 03 日 03:27:24)
新型インフル研究で論争、WHO緊急会合 科学者「薬開発に必要」 米「テロ悪用のおそれ」 [日経新聞]
【ジュネーブ=藤田剛】インフルエンザウイルスの研究の進め方を巡り論争が起きている。最新成果が生物テロに悪用される恐れがあるとして、米政府が2つの研究論文の公表に「待った」をかけたからだ。研究の自由を掲げる科学者らは、抗議の研究活動休止を続ける。世界保健機関(WHO)は16日から関係者を集めて緊急会合を開催、打開策を探る。
論文は東京大医科学研究所の河岡義裕教授、オランダの研究所のフーシェ教授がそれぞれ執筆した。強毒性の鳥インフルエンザ「H5N1」を変異させ、人間のような哺乳類同士でも感染しやすくなったウイルスの仕組みを動物実験で解明した。
WHOは今回の研究成果について「強毒性のH5N1が世界的大流行(パンデミック)を起こすリスクがあることを証明するもの」と受け止めている。
米政府の科学諮問委員会は論文がそのまま科学誌に載ると、テロリストがウイルスを生物兵器に悪用しかねないと指摘。WHOの緊急会合でも一部削除を主張する構え。
これに対し、河岡教授らは論文を完全な形で公表すれば、世界各国がパンデミックへの準備を整え、治療薬やワクチンの開発に注力できると主張。問題提起のため1月下旬から60日間、自主的に研究を停止中だ。
緊急会合は17日までで、論文の執筆者や掲載を見合わせている科学誌の編集者、米政府関係者ら約20人が出席する。WHOは論文公表の是非については中立的で「合意によって結論を出したい」とする。ただ、研究は続行すべきだとの立場を表明する見通し。
英ブラッドフォード大学軍縮研究所は「核に比べると生物分野の科学者は兵器に転用されるリスクへの意識が低い」と指摘、米政府の対応に理解を示す。一方、製薬業界からは「ワクチン開発にはより多くの情報が必要」と科学者らを擁護する声が出ている。
[日経新聞2月16日朝刊P.3]
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