http://www.asyura2.com/09/buta02/msg/847.html
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2月9日、山口県宇部市の公園で飼育していたハクチョウ類から鳥インフルエンザが検出され殺処分が始まったと言う報道があった。そこで、午後10時ぐらいに宇部市鳥インフルエンザ現地対策本部に電話をかけた。予想した通り、直ぐに電話に出てもらえた。対策本部の方は忙しく頑張っていられたのだ。そして、そういった忙しい状況で申し訳ないとお詫びした上で次のお願いをした。 1.殺処分することは仕方ないが、数日間経過観察することはできないか?鹿児島県出水市のナベツルの例では糞便検査をやって一切ウィルスが見つかっていない。また、渡り鳥(ナベツル)、つまり、野鳥については殺処分をしていない。 2.今生きているハクチョウの幾つかから血液を採取して遺伝子検査をしたり、または、糞便検査をすることが出来ないか?つまり、死んで見つかったコクチョウ以外に本当に感染しているのか、確認することが出来るはずだ。 理由として、2007年1月宮崎県で起こった高病原性鳥インフルエンザで野鳥からはウィルスが見つかっていないこと、つまり、糞便検査や野鳥捕獲調査では一切ウィルスが確認されていないことを挙げた。 係りの方が手塩にかけて飼育していた鳥をただ殺すのではなくて、本当に感染しているのかを確認するべきだとも申し上げた。テロである可能性もあるとも申し上げた。そして、一応、他の方へ伝えておくと言うお答えを頂いた。 なぜ、こういった電話をしたかというと、二つの理由がある。 2.ハクチョウの場合は不明だが、牛や豚、そして家禽、つまり、鶏の場合、殺処分したものには国から補償金が出る。しかし、その評価額の決め方が不透明だ。例えばブロイラーで出荷まじかのものなら、その時価は比較的決めやすいだろう。しかし、採卵用の鶏のとき、その評価額を決めるのはそう簡単ではない。採卵用の鶏はどのぐらい卵を産む期間が過ぎているかで価値が決まるが、第3者はチェックのしようがない。外観では判断できないだろうし、ひなの仕入台帳をチェックするにしても、談合がされる可能性がある。更に、ブロイラーであっても出荷までにかなりの期間があって肥育の費用がかかる場合、エサ代や人件費、設備費などをどう計算するのか?そして、このことは、採卵用の鶏も同じだ。そもそも、時価評価のとき、いつの時点の評価額なのか?大規模に高病原性鳥インフルエンザが流行し、かなりの数の家禽が処分されてしまえばその価格は上がるだろう。特に採卵用の鶏の場合、卵は冷凍保存しないから価格は上がりやすいはずだ。だからいつの時点での評価にするかが大きな問題だ。補償は普通、事故などの補償原因が発生していない時の価値を補償するものだから、少なくとも処分前の価格になるはずだが、どうなっているのか? そう言えば、今回の高病原性鳥インフルエンザ被害、採卵用の鶏の被害が多い。 2011年2月9日21時39分 コクチョウは9日朝、死んだ状態で見つかった。そこから約100メートル離れ、コクチョウが見つかった湖と網で仕切られた湖内では6日、衰弱した野鳥のキンクロハジロが見つかった。死後、鳥インフルエンザウイルス(A型)が検出されており、高病原性かどうか鳥取大で遺伝子検査をしている。 常盤公園は、近くの幼稚園まで空を飛んで通うようになり、園児たちと遊ぶ姿が話題となったモモイロペリカンの「カッタ君」がいた場所。ペリカン45羽はキンクロハジロ側の湖で放鳥飼育しており、市は異常がないかどうか監視を続ける。 *6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<337>>
鳥インフルエンザ、一羽でも感染確認すれば、その群れ全体を即時殺処分だけでいいのだろうか?
1.全国的な野鳥サーベランスがやられていて、糞便検査とか野鳥捕獲調査がされているが、今までこの調査でウィルスは一切確認されていない様子だからだ。少なくとも2007年1月宮崎で3例続けて高病原性鳥インフルエンザが確認された時、宮崎県内も、全国でも、一切ウィルスが確認されていない。「2007年に発生した高病原性鳥インフルエンザの感染経路について」http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/pdf/report2007.pdf
の45ページから47ページにその結果が載っている。2006年12月から2007年4月にかけて全国6000以上の糞便を採取して検査しても一例もウィルスが出ていないし、生きた野鳥を捕獲しての調査でも宮崎の発生地近辺で捕獲した合計300羽以上の野鳥から一羽もウィルスは出ていない。
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http://www.asahi.com/national/update/0209/SEB201102090021.html?ref=goo
山口県、ハクチョウなど399羽殺処分へ 鳥インフル
山口県は9日、宇部市の常盤公園で飼育していたコクチョウが死に、遺伝子検査で高病原性の鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出されたと発表した。宇部市はコクチョウと同じ湖内で、切り羽して放鳥飼育しているハクチョウ類358羽と、ガン41羽の殺処分作業を始めた。
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