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毎日新聞 1月23日(日)21時39分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110123-00000023-maip-soci
北海道浜中町の国指定厚岸・別寒辺牛(べかんべうし)・霧多布(きりたっぷ)鳥獣保護区内で野生のオオハクチョウから強毒性の高病原性鳥インフルエンザが確認された問題で、環境省は23日、周辺で回収した4羽の野鳥から新たに同型のウイルスを検出したと発表した。同省は感染状況の確認のため、24日から同保護区内で野鳥のふんの採取を始める一方、釧路湿原や知床を含む周辺5保護区でも監視態勢を強化する。
新たに確認されたのはオオハクチョウ2羽、カモ1羽、オナガガモ1羽。22日に感染が判明したオオハクチョウが発見された近辺で今月12〜21日に回収されていた15羽のうちの4羽で、簡易検査では陰性だったが、北海道大の確定検査で陽性反応が出た。5羽ともウイルスの遺伝子が完全一致しているといい、感染源は同一だった可能性が高いという。
また道は23日、1例目の感染判明を受けて発見場所から半径10キロ以内にある養鶏施設4カ所(計80羽)を立ち入り調査し、異常がなかったことを確認した。
同保護区は渡り鳥の大規模な飛来地で、毎年約1万羽のオオハクチョウが飛来する。発見場所に通じる同町の道路の入り口2カ所ではこの日、石灰散布による消毒措置が取られた。同日昼からは同省職員らが発見場所の半径10キロ以内を巡回。火散布沼でホオジロガモ1羽の死骸が浮いているのを発見したが、感染リスクの高い種ではなく、場所も水上のため回収は断念した。
【山田泰雄、和田浩幸】
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