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9月6日 18時46分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100906/t10013813541000.html
インドやヨーロッパなどで感染が広がっている、ほとんどの抗生物質が効かない新しいタイプの耐性菌が、日本で初めて、栃木県の獨協医科大学病院で入院していた患者から検出されていたことがわかりました。この耐性菌は、病院内だけでなく、健康な人の間でも感染が広がるおそれがあるため、専門家は警戒を呼びかけています。
これは、栃木県壬生町の獨協医科大学病院が、6日午後、記者会見して明らかにしたものです。それによりますと、去年5月、入院していた50代の日本人の男性患者に発熱などの症状が出たため検査したところ、血液から抗生物質が効かない大腸菌が検出されたということです。先月になって病院で菌の遺伝子を詳しく調べたところ、インドやヨーロッパで感染が広がっている「NDM−1」と呼ばれる酵素の遺伝子を持つ耐性菌であることがわかったということです。この男性は、入院する前にインドから帰国していて、治療の結果、回復して去年10月に退院したということです。病院では個室で男性の治療にあたり、感染対策を徹底したことから、ほかの患者に感染することはなかったということです。日本でNDM−1の遺伝子を持つ耐性菌が検出されたのは初めてです。記者会見した獨協医科大学の菱沼昭准教授は「この耐性菌は今後も日本に入ってくる可能性が高いと思われるため、国内の監視体制を強化する必要がある」と話しています。NDM−1の遺伝子を持つ耐性菌は、2年前にインドのニューデリーの病院の患者から初めて検出されたあと、ヨーロッパやアメリカで相次いで検出されています。大腸菌や肺炎かん菌から多く見つかり、健康な人の間でも感染してぼうこう炎や肺炎を引き起こし、死者も報告されていることから、先月にはWHO=世界保健機関が加盟各国に監視体制を強化するよう呼びかけています。これまで問題になってきたアシネトバクターや緑のう菌などの耐性菌は、病院内で抵抗力が落ちた患者の間で感染が広がってきましたが、NDM−1の遺伝子を持つ耐性菌は、病院内だけでなく、健康な人の間でも感染が広がるおそれがあるため、専門家は警戒を呼びかけています。
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