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宮崎口蹄疫事件 その51  宮崎口蹄疫事件の疑問をリストアップしてみた(農と島のありんくりん)
http://www.asyura2.com/09/buta02/msg/755.html
投稿者 ニューニュー 日時 2010 年 7 月 14 日 06:59:16: sncY6HQfx5PvU
 

今回の宮崎口蹄疫に関しては、その対応についてエラーがいくつもあった。ちょうど「農と島のありんくりん」のブログ主の濱田さんが(今のところ思いつくままのようだが)疑問点を書き出しておられたので、疑問点の部分を引用する。

http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-9e46.html
より引用
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宮崎口蹄疫事件 その51  宮崎口蹄疫事件の疑問をリストアップしてみた

とうとうこの宮崎口蹄疫事件のシリーズも50回を超えました。一般ブログでこれだけ長期間の連続シリーズをしている所はないんじゃないかな。
ま、それを記念してというわけではありませんが、いい機会ですので、この口蹄疫事件の疑問を思いつくままに書き出してみます。

なぜ初動が遅れたのか。家保はどのように動き、何に失敗したのか。
なぜ、確定診断が20日間も延びたのか。
それは組織構造上の必然だったのか、単なる現場ミスの累積にすぎなかったのか。

4月28日の試験場の豚の感染はどうして起きたのか。それが5月初めのアウトブレイクとどのような関係があるのか。

処分の著しい遅れはアウトブレイクと密接な関わりがあるが、なぜかくも大きな遅れをきたし、患畜の滞留を招いてしまったのか。

家保の防疫員はもっぱら処分に投入されていたが、その判断は正しかったのか。
防疫員による発生動向調査は的確に行われていたのか。

ワクチン投与はどのような判断で、誰がしたのか。その時期は的確であったのか。

なぜ国はこの事態を5月10日まで放置してしまったのか。
農水省疾病小委員会はどのような位置にあり、どのような対応をしたのか。
農水省消費安全局と地元家保とはどのような関係にあるのか。

農水省防疫官僚と農水大臣はどのようなやりとりをしていたのか。
情報は正しく大臣に届けられていたのか。
なぜ、農水省幹部は4月28日に最高指揮官たる大臣の不要不急の外遊を許したのか。

口蹄疫情報は官邸や関係諸官庁、組織に届けられていたのか。首相はどのような判断をしたのか。
関係諸方面の各省は口蹄疫対応をしたのか。

宮崎県知事の初動は正しかったのか。宮崎県知事は正しく口蹄疫を理解していたのか。
知事はパンデミックの状況と対応していたのか。
知事の種牛の判断は正しいのか。

補償方法に問題はないのか。特別措置法が切れた後、新たにどのような補償体制を取るべきなのか。

家伝法や防疫指針に問題はないのか。
英国や韓国の口蹄疫緊急対策とわが国はどこが違うのか。

今後この宮崎の口蹄疫事件を教訓にして、どのような防疫体制を作り上げていくべきか。
今後、口蹄疫防疫対策を見直す上で、国がすべきこと、県がすべきこと、地域がすべきこと、関係団体がすべきこと、そして個人農場がすべきことは何か。

まだまだ延々とこのりストは続きそうです。そのくらいこの事件は巨大であったし、そして分かっていない部分も多くあるのです。皆様も思いついたらコメントを下さい。
そのうち余力があれば、時系列とジャンル区分けをして分かりやすくしてみるのもいいかなと思っています。しかし、これをまともに書いていったら一冊本ができますなぁ。

まっ黒な津波のようだった口蹄疫の嵐が過ぎ去ろうとしている今、単なる責任のなすり合いではなく、冷静な総括を始めるべき時期です。
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引用終わり

※ほか、コメントより検討が必要と思われる点を抜き書き。
「初動・連絡指示系統・消毒薬等の蓄積と配布手段・応援の人員配置・埋却場確保・補償問題・侵入経路の特定と、全国レベルでのシミュレーション…。」
「個人による大規模化もありますが、企業による畜産経営が、今回の宮崎口蹄疫に及ぼした影響もしっかり検証、総括すべきではないでしょうか?」
「第一通報者(農家、獣医師)の保護も議論の対象にすべきではないでしょうか?」
「一宮崎人さんの視点は非常に重要です。このテーマはデリケートなんですが、今度も水牛農場がひどいめにあいました。また往診した獣医や家保もバッシングを浴びました。
このようなことがあると、ぜったいに通報をせずにもぐります。またはこっそりとワクチンを使ったりするようになります。このテーマは近々やります。
山形さんのおっしゃる全国的シミュレーションも重要です。これも別途やってみたい論点です。」

※今回の口蹄疫についても、いずれ報告書がまとめられるだろうが、うやむやにされる部分も多いのではないかと予想しているので、私は時間があれば「非公式報告書」のようなものを作りたいと思っていた。私の目的は主に行政の対応でおかしな部分を記録すること。そしたら同じようなことを考えている人がいたんだなと、この濱田さんのブログを読んで思った。ひとりの力で徹底追及するのは大変なので、濱田さんに提案してみるか?  

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コメント
 
01. taked4700 2010年7月14日 13:38:47: 9XFNe/BiX575U: tC8f2oPwcc
今回の問題は、大きく二つに分かれます。

一つは、積極的な発生動向調査がほとんど行われなかった点です。宮崎県及び国は、電話での聞き取り調査(つまり、農家の人々による目視検査の結果を県の担当部署が電話で聞き取る)しかしようとしなかった。しかし、本来は、第1例目の発見の直後から、周囲1kmから10kmほどの範囲で全農家の立入検査をして、遺伝子検査をするべきものだった。これがなぜ行われなかったのか、その説明が全くない。この点の解明が必要。

二つ目は、宮崎県や国が何をどういう理由でやっているのか、聞き取り調査の結果がどうなっているのか、疫学関連調査の結果がどうなっているのか、そういったことの情報公開がされていない点です。情報公開があったのは、発生事例についてや道路の消毒ポイントについてなど、ほとんど最低限としか言えないものについてだけで、一般市民は、それだけの情報でもかなりな量なので、情報公開が普通にされていると思ってしまうが、実際は、明らかに情報コントロール下に置かれていた。今後、特に、被害の補てんに国費がどう使われて行くのか、その点についての情報公開が必要です。これをちゃんとやらないと、また、同様に、行政がこういった観戦被害を少なくとも黙認し、その広がりをある意味意図してやらせるような事態がまた起こってしまう。


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