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http://shum34.exblog.jp/11478180/より引用
集団討議は?
今回の口蹄疫対策は、国家的には、まず口蹄疫対策本部があり、
農水省食料・農業・農村政策審議会 家畜衛生部会牛豚等疾病小委員会の下に、
口蹄疫疫学調査チームが置かれ、取り組まれています。
今日現在の概要は以下のものです。
家畜衛生部会牛豚等疾病小委員会
第10回(平成22年4月20日)
第11回(平成22年4月28日)
第12回(平成22年5月6日)
第13回(平成22年5月18日)
第14回(平成22年6月13日)
口蹄疫疫学調査チーム検討会
第1回(平成22年4月29日)
第2回(平成22年6月7日)
第3回(平成22年6月24日)
農水省=対策本部の逐一通知はあるにせよ、
最前線の第一級のその時点での成果を、
現場としては実にこれだけしか知りうる手段がありません。
混乱の極みであったのは間違いないのですが、
今に至っても、対策は個々の現場任せで、様々な風説が流布し、
日本全国の時が流れています。
国家としてもそうですし、ただでさえ混乱してるのを、
混ぜかえすわけにも行かないという判断なのかもしれませんが、
大学などの専門家集団からの、組織としての情報も、皆無です。
情報は、専門家・在野の関係者・ニュースサイトからの人力検索など、
個人の力に頼られています。
これらはどんな場面でもあるのが当たり前なのですが、
問題は、これだけの大事なのに、それしかないという状況。
宮大の末吉先生と、鹿大の岡本先生のwebや取材は、大いに利用されてきましたが、
なぜ、少なくとも獣医学科としての討議とその成果を発表することがないのでしょうか?
獣医師会は、具体的な対策を討議してませんよね?
組織的に実際に動いたのは、日本養豚開業獣医師協会くらいなもの。
我が足下も、なのですが。
(中略)
Commented by コンタン at 2010-07-06 20:07
専門の研究者にとっては、農水省や農水省とつながりのある大先生と
異なる意見を述べるのは、リスクが高いでしょう。
私はこの問題について素人なので、自由にモノが言えるらしい、ということもだんだんわかってきました。
(自分の専門分野だったら、私ももっと自制してしまうだろうと思います。)
社会全体のしくみの、閉鎖性・硬直性がこういうときに顕わになります。
Commented by shum34 at 2010-07-07 15:55
コメント光栄です。
混乱期の一級疫学情報として、コンタンのブログとGoogle発生地マップは、世界中から注目されていたと思います。
確かに硬直してます。
日を追う毎に。
引用終わり
※鹿児島大学の岡本嘉六先生は「流行の中間整理」
の中で、
「今回の宮崎での発生は、前回と違って、動物衛生研究所からの情報発信が止められたことが科学的判断を弱める結果となった。おそらく、情報一元化の名目で公的情報発信を禁じたものと推定しているが、日本において口蹄疫を実際に研究できるのは動物衛生研究所しかないのであり、大学等には口蹄疫ウイルスを取扱うことができる高度安全施設はない。すなわち、唯一の口蹄疫専門家集団の口封じが行われ、動物衛生研究所は単なる診断施設にされてしまった。高病原性鳥インフルエンザや口蹄疫については、近隣諸国での流行があり、危機管理体制についても動物衛生研究所は検討してきていると思われるが、そのような蓄積は宮崎での発生に生かされることはなかった。動物衛生研究所の機能を生かすためにも「獣医庁」を整備する必要があるだろう。」
と書いている。「獣医庁」の設置はともかく、私も動衛研で色々と参考情報をアップしてくれるものと思って最初のうちチェックしていて、新しい情報が見当たらないものだから、
不審に思っていた。一元化するならその分、農水省はもっと迅速かつ正確で豊富な情報を発信しなければならないはずで、今回は情報不足で困っていた人も多かったのではないかと思う。
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