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http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819696E3E3E2EB948DE3E3E2E4E0E2E3E28698E2E2E2E2
より引用
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口蹄疫治療薬開発へ 富山化学工業
2年後をめどに承認申請
2010/6/12 2:01
富士フイルムホールディングス子会社の富山化学工業は、家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)の治療薬の開発に乗り出す。ウイルスの増殖を防ぐ効果を持つ新薬候補の化合物は開発済み。宮崎県での感染拡大を受け、近く本格的な動物実験を開始する。農林水産省に2年後をめどに承認申請し、早ければ3年後に承認を得たい考えだ。
富山化学が開発済みの化合物は「T―1105」(物質名)で、同社が臨床試験を進めているインフルエンザ治療薬「T―705」の類似物質という。口蹄疫ウイルスを接種した6頭の豚を対象にした2005年の実験では、T―1105を投与した4頭は発症せず、投与しなかった2頭は2日後に発症したという。
同社は新薬開発に先行して、新薬候補物質を使った抗ウイルス粉末剤を試験的に生産した。豚のウイルス増殖を阻害する効果があるといい、感染拡大防止のための緊急避難策として、農水省から要請があれば粉末剤を供給するという。
口蹄疫は感染力が強く、牛はウイルスが少なくても感染する。豚は牛の1000倍ほどのウイルスを排出すると言われる。ワクチン接種と殺処分による封じ込め策にもかかわらず、宮崎県では全県規模で感染が拡大している。富山化学は今後の口蹄疫の流行を防ぐため、治療薬の開発が不可欠と判断した。
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引用終わり
※富山化学工業のホームページ(http://www.toyama-chemical.co.jp/)内では、
T―1105に関する記述が見つからず、詳細不明。記事を読む限り、T―1105は発症を抑える薬で、これと別にウイルス増殖を抑える薬も作ったということだろうか。
まあ感染力が強いので、実際にはこの2種類を併用しないと役に立たないだろう。
※2005年の実験のあと5年も経って、近く本格的な動物実験を開始というのは、それまで本格的な実験に着手できなかったのは何故だろうか。経営上その他の理由でいったんは開発を断念していたのだろうか。
※2005年での実験は豚を対象にしているが、T―1105は豚専用の治療薬なのだろうか。それとも牛とかにも使えるのだろうか。すべての偶蹄類に効果があって、なおかつ発症すると死に至りやすい幼畜に効果があるのならいいのだが。
※いずれにしても、これから本格的に臨床試験となるとそれが一番時間がかかる。
人間用の薬に比べれば臨床試験は簡単で済むのかもしれないが、それでも
>農林水産省に2年後をめどに承認申請し、早ければ3年後に承認を得たい
というのは困難かと思われる。もっと時間がかかると思われる。
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