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本日5月28日午後8時から同9時までNHKで2010年宮崎で発生した口蹄疫についての番組をやっていた。口蹄疫についての報道があまりないので、NHKが取り上げたのは非常にいいことだと思う。しかし、いくつか取り上げ方に問題があった。 1.2000年に宮崎で起きた口蹄疫も今回の口蹄疫と同じく「水疱やよだれ」という口蹄疫の典型症状が出るものではなかったことが取り上げられなかった。
残念だったNHKの口蹄疫特別番組
2.2000年に口蹄疫診断マニュアルが作られ、そこには口蹄疫は「水疱やよだれ」という典型症状が感染後数日であらわれ、かつ感染力が非常に強く、一頭に感染すれば、その一頭に症状が現れる前にその一頭からウィルスが吐き出され同居家畜へ感染が起こると書かれていたとしたこと。自分は、口蹄疫診断マニュアルを見る機会がないので、実際にどう書かれているかは確認のしようがない。しかし、2000年に宮崎で起こった口蹄疫感染では感染力が弱くかつ典型症状があらわれるものではなかった。だから、もし、口蹄疫診断マニュアルの文面が報道されたものと同じなら、その記述は是正されるべきなのだ。少なくとも、実情に合っていないので是正するべきだと言うことは番組の中で触れてほしかった。
3.今年になってから中国や香港・韓国での口蹄疫発生を受けて、農林省からペーパーが各県の畜産担当者へ行っている。だから、口蹄疫の典型症状が出ていなくても、他の感染症の感染確認をするとともに口蹄疫の感染確認をすることが本来の形であったはずだ。獣医師・県の家畜保健衛生所という2段階でこのことが守られていなかったことが全く触れられていない。
4.一度口蹄疫感染が起こると、ウィルスの除染はとても難しいことが触れられていなかった。単に家畜からの発生が数か月なくても、野生動物への感染が起きてしまえば、そこからいつでも家畜への大規模感染が起こり得るわけで、今後、海外からのウィルス持ち込みがなくても、日本は常時口蹄疫感染の恐怖に直面することになる。このことを取り上げるべきではなかったか?
5.農家の経済的・精神的な被害は相当なものがある。このことについて番組で取り上げていたが、廃業をする農家もあるわけで、今後具体的にどんな道筋を通ることになるのか、それをある程度でも取り上げる必要があったように思う。
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