http://www.asyura2.com/09/buta02/msg/646.html
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私が以前投稿した
今回宮崎県で発見の口蹄疫ウイルスの感染ルートは?(Sasayama’s Weblog)
http://www.asyura2.com/09/buta02/msg/619.html
投稿者 ニューニュー 日時 2010 年 5 月 22 日 18:57:51: sncY6HQfx5PvU
のコメント欄に香港での口蹄疫発生の報告があった(情報Thanks!)。
※ちなみに情報提供者様は報告が遅いと書いておられましたが、私の元投稿中の
参考3.2010年1月以降のアジアでの口蹄疫発生状況
を試しにいくつか調べてみたら報告されていないものもいくつかあります。
で、その香港の口蹄疫のレポートだが
http://www.oie.int/wahis/public.php?page=event_summary&reportid=9240
から「Full report」をクリックすると詳細が見られる。
Affected animalsの項をみると
Species Swine
Susceptible 2132
Cases 1240
Deaths 1
であるから、今の日本でなら2132頭殺処分である。
ところが、香港ではそうしていない。
Control measures(規制措置)の項にはこう書いてある。
Measures applied(適用された措置)
* Movement control inside the country(国内移動制限)
* Disinfection of infected premises/establishment(s)(感染した建物やその構内の消毒)
* No vaccination(ワクチン接種なし)
* Treatment of affected animals (symptomatic treatment) (患畜の治療(対症療法))
殺処分か、ワクチン接種か、あるいはその両方で口蹄疫の感染拡大を防ぐ例は他国でもよく見かけるが、この例はどちらも行っていない。
香港の例はfollow-up reportが出ていないが、もしこの方法が上手くいけば、手間をかける割には絶対的効果を持つわけでない今の口蹄疫ワクチンも打たなくていいし、殺処分しなくてもいいし、一番いい方法といえる。
今回の日本のように、ここまで大きく感染が拡大してしまってはこの手を使えないが、もっと早期発見、迅速な対応をして、上記の措置に加えて厳格な移動制限、人や車両の消毒の徹底、隔離、経過観察などを取り入れ、感染を少数に抑えて大量殺処分を防ぐべきである。
現在のOIEによる罹患畜やワクチン接種畜が殺されて、発症がない状態が3ヶ月続くと清浄とする基準も、おかしな基準である。OIEは考え直すべきである。これでウイルスが1つもいなくなるわけではないし、他国との人間の交流、物流があるたびに、徹底的に消毒しなければまたウイルスは入ってくるし。
こんな基準があるから、報告しない国もあるのではないか?
今回の発生については早期終息を願うばかりだが、次回発生した場合に備えて家畜の免疫力を高める方法を研究開発すること。そして次回発生の際は早期発見、迅速な対応を徹底すること。
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