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(回答先: カナダで使用中止となったワクチンについての詳細情報 投稿者 どっちだ 日時 2009 年 11 月 23 日 13:04:02)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int
時事ドットコム
(2009/11/23-13:25)
【ニューヨーク時事】カナダの衛生当局は22日までに、英医薬品大手グラクソ・スミスクラインが製造した新型インフルエンザのワクチン17万回分の使用を中止することを決めた。CTVなどカナダの複数のメディアが伝えた。接種後に通常よりも高い比率で重いアレルギー反応が発生したためで、グラクソ側が、原因を調査するため暫定的に使用を控えるよう当局に要請した。
日本政府は来月にも同社製ワクチンを輸入し、来年1月から高齢者に使用する計画だったことから、厚生労働省が情報収集を進めている。
報道によると、カナダ中部のマニトバ州で、グラクソ製の一定量のワクチンについて、通常1〜2例にとどまる重い副作用が6例発生した。同州の衛生当局は、副作用の具体的な症状を明らかにしていないが、症状はいずれも短時間で治まり、すべての患者が既に回復したという。
日本では、新型インフルエンザのワクチンは優先接種の対象者5400万人には国産ワクチンを用いるが、高齢者(65歳以上)には輸入ワクチンを割り当てることとしていた。
日本政府はグラクソから3700万人分、ノバルティス(スイス)から1250万人分(いずれも2回接種)を輸入する予定で、既に両社と購入契約を締結。手続きを簡略化した「特例承認」を初適用し、来月にも輸入する方向で調整している。
問題となったグラクソのワクチンには国産には含まれない免疫補助剤(アジュバント)が添加されているほか、筋肉注射を行うなど製造、使用方法が国産と異なっている。
厚労省は、副作用が一部の生産ロットに限定されるものか、製造などに起因するものかどうかについて、事実関係の確認を急いでいる。