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重症化の予防と声高に主張するのはなぜ?  岩田健太郎
http://www.asyura2.com/09/buta02/msg/412.html
投稿者 どっちだ 日時 2009 年 11 月 04 日 14:03:33: Neh0eMBXBwlZk
 


http://georgebest1969.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-fb64.html

楽園はこちら側

感染症とその周辺(どこかで聞いたような)です。現在、患者さまや医療者からの個別のお問い合わせは受け付けておりません。受診ご希望の方は下記の神戸大学医学部附属病院から予約してください。


2009年11月 4日 (水)

重症化の予防と声高に主張するのはなぜ?

季節性インフルエンザワクチンが他人への感染性を減らした り、集団感染予防に役立つだろうことを「示唆する」論文は多々あります。インフルエンザワクチンのherd immunityはあると考えた方が妥当で、たとえば院内感染予防においてもそれは期待できます。CDCのガイドラインにもそれは明記されています。最近では、米国は医療従事者が新型ワクチンを打つのは「患者の蔓延を守るため」と明記しておりこれが義務とするよう働き掛けているくらいです。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200701/502204.html

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15694506

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17008123?ordinalpos=1itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_SingleItemSupl.Pubmed_Discovery_RA&linkpos=4&log$=relatedreviews&logdbfrom=pubmed

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18820568?ordinalpos=1&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_SingleItemSupl.Pubmed_Discovery_RA&linkpos=3&log$=relatedarticles&logdbfrom=pubmed

http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/rr5502a1.htm

新型についても、最近こういう論文も出ています。

http://www.annals.org/content/early/2009/1/05/0003-4819-151-12-200912150-00157.long

もちろん、「エビデンス」には乏しい、という批判はあるかもしれません。しかし、それをいうなら、政府の言う「重症化を防ぐ」なんてエビデンスは皆無です。それを「示唆する」臨床データすら存在しません。

よく、日本では前橋スタディーが取りざたされます。僕も昔原文を読んだことがありますが、当時はともかく現在では方法論的に問題ありありで、政治的な意図がなければこれ(だけ)を根拠に集団免疫を否定することはできません。

政府が「重症化を防ぐ目的で」と主張するのは、賛成はしませんが一定の理解はします。これは「意見」ですから、たとえ自分と異なる見解であろうと、尊重はしたい。でも、最近、そうではなくて厚労省官僚でも「重症化を防ぐだけで、感染予防には役に立ちません。蔓延も防ぎません」と「うそ」を言うことがあります。うそをつくことは、絶対に許容できません。た だ間違えているのか、わざとやっているのかはわかりませんが。

ところで、ではなぜ政府はこんなに躍起になって「重症化を防ぐため」と強調しなければならないのか、という疑問が湧いてきます。それについて、私は仮説こそ持っていますが、証明する回答を厚労省やその他から得ていません。でも、もしそれが本当だとしたら、それはとてもとても僕たちにとっては腹立たしい理由ではないかと思います。

ついでに、財務省について。財務省のニュースはほぼ皆無ですが、新型インフルエンザ対策の意思決定にかなり強い影響力を持っているようです。厚労省の方とお話しすると、二言目には、「でも財務省がなあ、、、」といわれます。財務省がどのような見解を持っており、どのくらい意思決定に関与しているのか、国民は知る権利があります。当然あります。

ACIP の決定は財務から完全に独立しており、そのミッション「ワクチンで予防できる病気はとことん予防する」を達成するのに障害がないよう配慮されています。今みたいに財務省が暗躍する日本の構造では、せっかくACIP日本版を作っても絵に描いた餅になる、似て非なるものになってしまう可能性が高いでしょう。

厚労省官僚は感染症、新型インフルエンザの素人です(経験、知識共に)。その素人が、さらに輪をかけて素人な財務省官僚に牛耳られているとしたら、こんなに腹立たしいことはないでしょう。僕の見解が間違いなら、誰かきちんと訂正して欲しいですけど。

2009年11月 4日 (水)

コメント

家庭でも国家でも 「先立つもの」が必要なことは変わりありません。そこには自ずから優先順位が付けられます。優先順位は日本の場合(過去)基本は財務省(大蔵省)がつけ、その中で政治家や官僚OB、業界の圧力などの力学が働いて 魑魅魍魎の中でなんとなく決まっていました。良くも悪くも文系優位の行政機関。また前例主義のため、新しい試みがなかなか難しい。今行われている事業の数々も、各々の関係者が血のにじむような?努力のもとに力づくで もぎ取ってきたものです。ACIP日本版創設も今が過渡期。と考えます。健康に関することも、不況のため公共事業をばらまくことも、地域経済のために日本航空を助けることも、みんな同じくらい大事なことですから・・・

投稿: ふむふむ | 2009年11月 4日 (水) 10時27分
 

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コメント
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こんどは、岩田健太郎ワクチン販売促進・日本人アボーン?容疑者ですか?

要点ピックアップ

米国内科専門医
米国感染症専門医
感染症修士(ロンドン大学)
米国内科学会フェロー(FACP)
米国感染症学会フェロー(FIDSA)

アメリカではすでにメルクによる4価のワクチンが2006年から承認されており、10-11歳になったら全ての女性が3回のワクチンを接種するようACIPから推奨されています。今回は、これに新たに承認された2価のワクチンを組み込むための議論でした。

アメリカは7月、8月に臨床試験のために100万ドル以上を支出し、(H1N1ワクチンの)フェーズ3を現在行っていところだそうです。ワクチンは無料ですが、私的医療保険も巻き込み、医療従事者には適切な報酬がでるように計画している。このほかに、学校における集団接種なども計画しています。

−−なにしろ、最終的には「全員」に接種するのですから。

これしか言うことがないようですね。
2009/11/04 23:13

>そうではなくて厚労省官僚でも「重症化を防ぐだけで、感染予防には役に立ちません。蔓延も防ぎません」と「うそ」を言うことがあります。うそをつくことは、絶対に許容できません。


重症かを防ぐーー嘘
感染予防には役に立ちませんーーーー本当
蔓延も防ぎませんーーーーー本当

この岩田氏の詭弁にだまされてはいけません。

どうしてこんな無能な学者が幅をきかせているのか、日本の学者は覚者じゃないから。

しかし、「厚生省は素人集団だ」と言った薬害エイズ事件の当時の官僚は「本当のことを言った」ので、こちらは正解。


2009/11/05 06:48

嘘とか本当とか、えらく断定的なんですねえ。>2009/11/05 06:48君

どの程度まで確からしいか、が問題なんだよ。
確かな事実など存在しないんだから。

岩田先生も、
わからないことを断定して言うな。
わかってないのに断定したらうそだろ。
「意見」なら「意見」だとして発言しろ。
つうてるだけですね。

それから、季節性インフルについて言及した部分と豚インフルについてのそれを混同しないでね。
2009/11/09 20:38

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