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新型インフルエンザのウィルスはタミフルに対しての耐性が出来ていないことを根拠に、「新型インフルエンザに対してタミフルは効く」と説明されている。
しかし、インフレエンザに感染してから48時間以内に投与しなければ効果は期待できないとも言われている。季節性のインフルエンザは潜伏期間が1〜3日なので、発熱などの症状が出てから投与してもギリギリ効果が期待できるが、新型インフルエンザでは潜伏期間が3〜7日なので発熱などの症状が出てから投与しても効果は期待できないというと言う専門家もいる。
国立感染症研究所・感染情報センターによると予防に用いる場合として「インフルエンザウイルス感染症患者に接触後2日以内に投与を開始すること(接触後48時間経過後に投与を開始した場合における有効性を裏付けるデータは得られていない)」としている。
もっとも治療に用いる場合には、「インフルエンザ様症状の発現から2日以内に投与を開始すること(症状発現から48時間経過後に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない)」としている。
この2つの説明には矛盾を感じる。感染して48時間以内に投与しなければ有効性のないものを、感染して3日〜7日経って発症してそれから2日後(感染から120〜216時間後)に投与して効果があるものなのか。
一応、感染から48時間以内に投与すると発症を予防でき、発症から48時間以内に投与すると、発熱の期間を1日位短く出来るということと解釈できないわけではないが、霞ヶ関文学と呼ばれる役人言葉は、「もっともらしいが意味不明」なことが多い。
発症してから48時間以内の投与の意味も、「48時間経過後に投与を開始しても有効性がないと言っているだけで、48時間以内に投与を開始すれば有効だといっているわけでない」とさえ言い出しかねない。新型インフルエンザの治療にタミフルが使われているが、7日で熱が下がったら、「タミフルを使っていなかったら8日は熱は下がらなかったでしょう」いわれても本当のところは分からない。タミフルを使わなくても7日で熱は下がったかもしれない。
こうして、日本は世界中のタミフルの70%とか80%を在庫しているそうである。ラムズフェルド元国防長官の関連企業とか、製薬大資本に奉仕するためにタミフルは有効と説明しているのではないかとの疑問さえ感じる。
厚生労働省の新型インフルエンザ対策は「水際作戦」、「発熱相談」、「発熱外来」、「陰圧などを備えた病室」など全て破綻した。毒性が強くないので普通のインフルエンザと同様に扱うことに方針転換したと繕っているが、実態は、水際作戦など説明するまでもないが、発熱相談の電話はパンクし、発熱外来や専用の病室も押し寄せる患者数に応じられずパンクしたのが実態であった。こんな厚生労働省の実態を考えると、この疑問は十分考えられる話である。