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http://news.livedoor.com/article/detail/4302501/
2009年08月18日02時44分 / 提供:毎日新聞
国内でも死者が出た新型インフルエンザの致死率は、季節性インフルエンザよりも高く、1957年にアジアで流行した当時の新型インフルエンザ「アジアかぜ」並みの0.5%程度と、オランダ・ユトレヒト大の西浦博研究員(理論疫学)らが推計した。米科学誌プロス・ワンに近く掲載される。
研究チームは、米国とカナダの新型インフルエンザ流行初期に確認された確定感染者数と死亡者数から、米国の致死率は1.2%、カナダは0.18%と算定した。しかし、米国は流行当初に死者が出たため実際の致死率より高めに、カナダは発病時期不明の患者が多いため低めに計算された可能性が高く、統計学的に処理し、実際の致死率は0.5%程度と推計した。
一方、季節性インフルエンザの致死率は0.1%未満。約200万人が死亡したアジアかぜの致死率は約0.5%とされており、今回の新型インフルエンザの致死率はアジアかぜ並みと結論付けた。
研究チームは日本の致死率について「0.5%を下回る見込み。持病のある人が適正に治療されていることや、抗インフルエンザ薬『タミフル』が多くの症例で投与されていることが影響し低めになるのではないか」と分析する。
また、西浦研究員は「冬を待たずに日本で感染者数が増大する可能性がある。季節性よりも毒性が高く、妊婦や持病のある人が数多く重症化し、相当数の死者が出ることを覚悟して準備すべきだ」と呼びかける。【永山悦子】