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http://news.livedoor.com/article/detail/4178043/
[新型インフル]上陸早かった? 関西で4月下旬発生か
2009年05月30日08時44分 / 提供:毎日新聞
国立感染症研究所(感染研)は29日、関西で最初に新型インフルエンザの感染が確認された5月16日より2週間以上前の4月28日ごろ、すでに神戸市、大阪府内で患者が発生していた可能性があるとの見方を示した。また、ウイルスの遺伝子情報を解読する製品評価技術基盤機構と感染研は29日、兵庫県と大阪府で採取した新型の遺伝子を解析した結果、メキシコや米南部での最初の流行と、4月下旬の米東部とカナダでの流行の間に変異して発生したウイルスであることが判明したと発表した。
感染研は、今年1月から新型の発生を監視するため、全国の薬局のインフルエンザ治療薬の処方状況を例年と比較している。
感染研感染症情報センターの大日(おおくさ)康史主任研究官によると、例年はシーズン前半に新型と同じA型インフルエンザが流行し、後半から春先までB型インフルエンザが流行する傾向がある。しかし今年は、神戸市と大阪市周辺地域で4月中旬から下旬にB型の流行が終息。その後の4月28日、神戸市中央区の薬局で治療薬(タミフル、リレンザ)の処方が例年を上回って急増し、流行レベルに達した。大阪府内でも5月1日に池田、枚方市、13日に池田市で同様の状態になった。
同様の現象は茨木市内の高校に通う生徒の感染が確認された翌日の18日に池田、枚方、茨木の3市で起きたほか、京都市右京区に住む専門学校生が発症した20日とその前日にも同区で見られた。このため、感染研は4月末から5月初めの流行も新型だった可能性があるとみている。
一方、同機構によると、韓国で4月末に確認されたメキシコからの帰国患者から採取された遺伝子と似ており、同機構は「メキシコから直接流入した可能性もある」とみている。
大日主任研究官は「大阪、神戸の処方せん数の急増は季節性とは違うという印象だ。流行初期にすでに国内に何らかの形で新型ウイルスが入っていた可能性はある」と話す。【関東晋慈、山田大輔】
◇新型インフルエンザ関連の主なできごと
4月下旬 メキシコや米国で新型インフルエンザ患者や死者が明らかに
28日 WHOが警戒レベルをフェーズ4に引き上げ(日本時間)。日本政府が新型発生を宣言
同日 薬局サーベイランスシステムが神戸市中央区でインフルエンザの流行を検知
5月1日 同システムが大阪市周辺でも流行を検知
9日 成田の検疫でカナダから帰国した大阪府の高校生らの感染確認
16日 海外渡航歴のない神戸市の高校生の感染確認
初の国内感染
17日 渡航歴のない大阪府の高校生らの感染確認