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(回答先: 厚労省役人がヒタ隠すサーモグラフィー“利権”(日刊ゲンダイ) 投稿者 めっちゃホリディ 日時 2009 年 5 月 30 日 10:17:06)
2009/5/30 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/79802
●「思いつきばかりで国民はパニックになった」
「新型インフルエンザに対する厚労省対策は間違っている」――。厚労省東京空港検疫所の現役検疫官で、医師の木村盛世(もりよ)氏(44)がこう激白している。
木村氏は筑波大学医学群を卒業し、米ジョンズ・ホプキンス大公衆衛生大学院疫学部修士課程を修了。米国で内科医や、CDC(疾病対策センター)のコーディネーターといった豊富な経験を持つ。“身内”というだけでなく、感染症疫学が専門のプロの警告だけに注目だ。
「そもそも今回のインフルエンザは弱毒性で、『(感染すれば必ず死ぬために)ひとりの感染者も出すな』といった病気ではありません。風邪と同じように感染し、症状は高熱が出て1週間ほど寝込む――普通のインフルエンザと何ら変わらない。国内に入れば、広がるのは明白なのに『水際作戦』と検疫を強化するのは労力のムダです。極端な言い方をすれば、ゴキブリが1匹見つかっただけなのに、国民総動員で捕まえろと言っているようなものです。その『水際作戦』にしても、サーモグラフィーが中心です。飲酒でも反応する機械です。一体何の意味があるのか、全く分かりません」
タミフルの使い方にも疑問を呈する。
「タミフルは、がん疾患など主に免疫力が低下した人の重症化を防ぐために使うのです。ところが、今回は感染が確認されておらず、重症化もしていない人に『予防的』に使うケースがみられた。日本は世界全体の6割のタミフルを備蓄しているとされますが、多いゆえに乱用されやすく、乱用すれば、タミフルに耐性を持つウイルスが生まれやすくなるのです。実際、日本ではタミフルの耐性ウイルスが生まれたことがあり、むやみに使えば、今後、本当に必要な人に効かなくなる恐れが出てきます」
さらに、日本は根本的な対策さえ、なっていないという。
「受け入れ施設も整っていないし、医師も足りません。日本の感染症対策はゼロで、途上国並みです。『封じ込める』と、思い付きの対策ばかりして、医療現場も国民もパニック状態になったのです。政府が今やるべきことは、正確な情報を流すこと。うがい・手洗いの励行、規則正しい生活、発熱しても自宅療養――などです。現在はそれで十分、対応できるはずです」
(日刊ゲンダイ2009年5月27日掲載)
2009/5/30 10:00 更新