★阿修羅♪ > 豚インフル01 > 804.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
5月23日20時32分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090523-00000107-jij-soci
新型インフルエンザが最近、豚から人の間で流行する事態を招いた遺伝子の変異は、1回で起きたか、非常に似た株同士の間で複数回起きた可能性が高いことが分かった。米疾病対策センター(CDC)などの国際研究チームが23日までに、メキシコや米国で多数の感染者から採取されたウイルス株の全遺伝情報(ゲノム)を解析し、米科学誌サイエンス電子版に発表した。
解析結果によると、北米や欧州・アジアの鳥、豚、人のウイルスから遺伝子が複雑に再構成された新型は、世界のどこかの豚の集団で流行し続けていたが、豚インフルエンザの監視が甘いために見過ごされてきた可能性がある。新型各株の遺伝子は99.9%が一致したため、わずかな変異によって人の間で流行するようになったという。
新型各株は、遺伝子の小規模な変異によって5パターンに分類できたが、感染力や病原性への影響は不明。ウイルスがヒト細胞に取り付くのに使う表面の突起状糖たんぱく質HA(赤血球凝集素)も、たんぱく質の部品であるアミノ酸のレベルで幾つか変異がある程度で、免疫抗原性には影響していなかった。この変異は今のところ、季節性インフルエンザの流行期にみられる変異より小さく、ワクチン開発が容易になるという。