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【感染すればしたで良いこともあるから賢く行動してやり過ごそう!】京都大学・保健管理センター:新型インフルエンザに関する緊急情報
下記の京大の学生向け「心得集」は、一般市民にも役立つ
常識的な知恵やアドバイスが多いので、役立つと思う。
とりわけ注目すべきは、下記の指摘。
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発症してしまった人はちょっと辛いのですが、これで免疫を獲得して今後同じタイプのインフルエンザにはかかりにくくなることが期待できますし、公衆衛生的観点からは集団免疫の成立にも貢献することになります。賢く行動してやり過ごしましょう。
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幸いにも、今のところ軽微な「流感」なので、いたずらに恐れることなく、
感染すれば免疫獲得というメリットもある、ということも意識しながら、
科学的・合理的に「流感をやりすごす」落ち着いた態度が必要だと
説いていることは評価されてもいい。
「危機に強い内閣」を印象づけるためにパニックを煽っておきながら
次々とボロを出し続けている(「水際対策」詐欺や、感染爆発さなかの
鴻池「自称・先天性淫乱症」の愛人同伴旅行や、感染爆発後の
「季節性インフルエンザ」との混同化政策など……)阿呆太郎政権
とは、正反対の、理性的で良心的な態度である。
(……とはいえ、今回の「新型インフルエンザ」の感染者が、他の
インフルエンザに重複感染した場合、例えばデング熱のように、
獲得免疫のせいで炎症が劇症化して、重症化や致死率を
高める恐れもあるかもしれない……という可能性も想定しておく
必要はあるだろう。 そうした知見が得られるのは、今後の
ことであろうが……。)
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http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news5/2009/090521_3.htm
保健管理センター:新型インフルエンザに関する緊急情報(第2報)
2009年5月21日
京都大学保健管理センター
●冷静に受け止める
メキシコのある農村で生まれた新型のインフルエンザ(A/H1N1)が、北米各国のみならず世界的に流行しています。日本でも西日本で相次いで発症者が出て、警戒体制に入っています。
歴史的に見ると、今回と同様のブタ・インフルエンザは1976年に米国で小流行しています。また1977年に極東やアメリカで流行したソ連型インフルエンザも同じH1N1という抗原型を持っています。それらによって当時の人々が免疫を獲得したせいか、発症者は圧倒的に若い人に多くなっています。免疫を持っていない集団の中にいったん病原体が持ち込まれると、瞬く間に広がっていくのです。
不幸中の幸いというべきか、毒性は強くありません。しかし、持病のある場合や妊婦では重症化するおそれもあります。また、秋以降に強毒化する可能性も懸念されています。
このインフルエンザに効くワクチンは当分ありません。発症してしまった人はちょっと辛いのですが、これで免疫を獲得して今後同じタイプのインフルエンザにはかかりにくくなることが期待できますし、公衆衛生的観点からは集団免疫の成立にも貢献することになります。賢く行動してやり過ごしましょう。
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●賢く対処する
■【予防の方法】
ふだん行っている風邪の予防措置を継続します。とくに石けんを用いた手洗いとうがいは重要です。アルコール・ゲル剤で手を揉むことも有効です。ふだんの運動やビタミンCの摂取も(効果はささやかですが)奨められます。これらの対策はインフルエンザ(通常型、トリ、ブタを問わず)に対する予防効果は実証されていませんが、論理的には有効と思われること、また少なくともインフルエンザよりはるかに多い普通の風邪の予防には有効であることが実証されていますので、ぜひ励行しましょう。
インフルエンザはほとんどが飛沫または接触による感染です。飛沫の飛ぶ範囲は1〜2メートルですが、飛んで付着した飛沫に手が触れてしまう可能性は十分にあり、その手を口や鼻に持ってくることによって感染します。マスクは咳やくしゃみをする人が装着することに意味がありますが、至近距離から放たれた飛沫を遮る効果も期待できます。また病原体に触れてしまった手を鼻や口に持ってこないようブロックするのに役立ちます。ただし、汚れたマスクをいつまでもつけているのでは逆効果です。適宜交換しましょう。薬局やスーパーでディスポのマスクが手に入らなくても悲しむ必要はありません。昔風のガーゼ・マスク(手製でもOK)を一日の終わりに洗い、熱湯かアイロンをかけて消毒すれば何度でも使えます。
■【発症時の対処】
熱がある、あるいは熱っぽい時は、自宅で安静にしましょう。学生は所属学部の教務に、職員は所属部局の担当者に電話で連絡を入れます。クラブ・サークルやアルバイトも禁止です。人混みに出てはいけません。食料や飲物は友人などに玄関先まで届けてもらいましょう。家族や友人と住んでいる人は別室にします。
高熱が出たり、熱に喉の痛みや咳を伴うような場合は、市町村が設置する発熱相談センターに電話をかけ、その指示に従いましょう。電話がつながりにくいときは保健管理センター(753-2405)にかけていただいても対応します。ただし、検査や治療は十分に行えません。インフルエンザであった場合、解熱しても2日間は登校・出勤停止です。
■【発症者と接した場合の対処】
インフルエンザを発症した方と濃厚接触した方は、人との接触を避けて自宅で4日間待機します。何事もなければふつうの生活に戻ります。家族がインフルエンザにかかった場合は、その方が治癒するかその方と最後に接触してからさらに4日間、自宅で待機して自分が発症しないことを確認します。
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関連リンク
新型インフルエンザに関する情報
(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news5/2009/090428_1.htm)
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●上記の緊急情報の、前の版
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http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news5/2009/090427_1.htm
保健管理センター:ブタインフルエンザに関する緊急情報(第1報)
2009年4月27日
京都大学保健管理センター
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●現況
メキシコとアメリカ(テキサス、カリフォルニア、ニューヨークなど)、カナダでブタインフルエンザのヒトへの感染事例がありました。このインフルエンザのウイルスは1918年のスペイン・インフルエンザや現在のAソ連型インフルエンザと同じH1N1という抗原型をもっていますが、ウイルスの種類は異なります。また最近注目されている高病原性トリインフルエンザ(H5N1)とも異なります。
メキシコではブタインフルエンザに感染した一部の症例で肺炎を併発し、死亡例も少なからず報告されていますが、メキシコ以外では重症化は少ないようです。このインフルエンザは高齢者ではなく若年層に多いことが特徴です。また今年の秋以降にあらためて流行する可能性も示唆されています。
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●対策
■【国内での生活】
日本で生活している場合は、通常行っている風邪やインフルエンザの予防措置を継続します。とくに石けんを用いた手洗いとうがいは重要です。アルコール・ゲル剤で手を揉むことも有効です。ふだんの運動やビタミンCの摂取も(効果はささやかですが)薦められます。これらの対策はインフルエンザ(通常型、鳥、豚を問わず)の感染防止に対する有効性は実証されていませんが、論理的には有効と思われること、また普通感冒の予防には有効であることが実証されていますので、インフルエンザと紛らわしい、あるいはインフルエンザよりずっと頻度の高い風邪を引かないためにも上記を励行しましょう。
インフルエンザはほとんどが飛沫または接触による感染です。飛沫の飛ぶ範囲は1〜2メートルですが、飛んで付着した飛沫に手が触れてしまう可能性は十分にあり、その手を口や鼻に持ってくることによって感染します。マスクは咳やくしゃみをする人が装着することに意味がありますが、人混みで至近距離から放たれた飛沫をブロックする効果もあります。
ブタインフルエンザ用のワクチンはなく、通常のインフルエンザのワクチンはブタインフルエンザには有効ではないと思われます。治療薬のタミフルやリレンザは有効ですが、アマンタジン(シンメトレレル)には耐性です。高熱が出たら、原因が何であるかすぐにはわかりませんので、とにかく休むことです。
■【海外渡航および海外からの帰国】
発生地域への出張や旅行は中止した方がよいでしょう。発生国からの入国は日本在住者のことを考えると控えることが望まれます。やむを得ず入国する場合は、発熱などの症状が全くないことを確認するとともに(あれば必ず空港で申告する)、入国後2〜3日間は自宅で待機して発症しないことを確かめることが望まれます。
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参考ホームページ(外部リンク)
厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/
外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/
文部科学省ホームページ - 文部科学省における新型インフルエンザ対策について
http://www.mext.go.jp/a_menu/influtaisaku/
京都市ホームページ:京都市情報館 - メキシコ及び米国における豚由来のインフルエンザ様疾患の発生
http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000061842.html
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関連リンク
新型インフルエンザに関する情報
(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news5/2009/090428_1.htm)
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