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新型インフル:「日本政府から報告受けた」WHO事務局長
【ジュネーブ澤田克己、メキシコ市・庭田学】世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は19日、会見し、日本政府から、感染経路が不明な患者の報告を受けているものの、現段階では、世界的大流行(パンデミック)に対する警戒度引き上げの材料にはならないという考えを示した。また警戒度について「危険なシグナルが出てくれば当然、適切な決断をするが、現時点では(現行の)フェーズ5のままだ」と強調した。
チャン氏は日本から「他の患者との関連性を確認できない新型インフルエンザ患者がいる」との報告があったことを明らかにし「英国や感染拡大初期の米ニューヨーク市に似ている」と指摘した。
警戒度について「現行の計画は強毒性鳥インフルエンザを念頭に置いたもので、現在の新型インフルエンザは完全に違う」とした。
また、19日のワクチンメーカー約30社との会議で、途上国向けの新型インフルエンザワクチン確保について「(協力するという)約束を得た」と語った。
AP通信によると、英グラクソスミスクラインは同日、新型用ワクチン5000万回分をWHOに寄付し、途上国向けの出荷分に割引価格を適用することを申し出た。
新型インフルエンザの感染者は20日、台湾でも確認され、43カ国・地域に拡大。19日には米国で新たに346人の感染が確認されて5469人になり、全体の感染者は1万300人以上にのぼっている。死者はメキシコで2人増えて74人になり、世界で82人になった。
秋を迎えた南半球での感染拡大が憂慮されているが、チリでは19日、小学校児童を中心に感染者が5人増え、10人になった。
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毎日新聞 2009年5月20日 11時49分
http://mainichi.jp/select/world/news/20090520k0000e030043000c.html