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【海外渡航歴のない男子高校生】神戸 “新型”の遺伝子を検出（ＮＨＫ）
5月16日 1時21分
神戸市によりますと、市内の医療機関を受診した海外渡航歴のない男子高校生から新型インフルエンザのウイルスが検出されたということです。国立感染症研究所で最終的な確認検査が行われますが、新型インフルエンザと確定すれば国内で発生が確認される初めてのケースとなります。
新型インフルエンザウイルスが検出されたのは神戸市内の高校に通う３年生の男子生徒（１８）です。
神戸市保健所などによりますと、この男子生徒は発熱などインフルエンザの症状があったため今月１２日に市内の医療機関で簡易検査を受けたところ、新型インフルエンザと同じＡ型と判定されました。その後、１５日に神戸市の環境保健研究所でウイルスの遺伝子検査を行った結果、新型インフルエンザのウイルスが検出されたということです。
このあと国立感染症研究所で最終的な確認検査が行われることになっています。
男子生徒の感染が確定すれば、国内で新型インフルエンザの発生が確認される初めてのケースとなります。男子生徒は、現在自宅で療養しているということです。男子生徒は海外渡航歴はないということで、神戸市はこの高校生が発症した経緯について詳しく調べています。
男子生徒は今月１１日に寒気を訴え、翌日になって３７度４分の発熱があったため、市内の医療機関を受診しました。この機関で簡易検査を行ったところ、Ａ型インフルエンザと判定されたことから、医師は抗ウイルス薬のリレンザを処方したということです。
医師はインフルエンザの詳しい型を調べるため神戸市の環境保健研究所に検体を送りました。そして、１５日になって遺伝子検査を行った結果、新型インフルエンザのウイルスが検出されたということです。
男子生徒はせきの症状がありますが、体温は３６度台に下がっており、自宅で療養しているということです。神戸市は男子生徒が、最近海外から帰国した人と接触した形跡がないかなど詳しい調査をしています。
http://www.nhk.or.jp/news/t10013009121000.html
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