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新型インフル、同乗の163人を追跡調査【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090510-OYT8T00292.htm
26都道府県に在住・滞在
カナダからの到着便に警察官と向かう検疫官たち(9日午後2時26分、成田空港で)=中村光一撮影
厚生労働省は10日未明、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)への国内初の感染が確認された大阪府立高校の3人と一緒にカナダに滞在し、同じ航空機で成田空港に到着した男子高校生1人について、千葉県衛生研究所の遺伝子検査の結果、新型インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。
新型への感染が濃厚とみられ、国立感染症研究所で最終確認の検査を行う。感染が確定すれば国内で4人目。また、厚労省は9日、同乗者で健康状態の追跡調査が必要な乗客らは163人に上ると発表した。
生徒さらに1人感染濃厚
厚労省によると、新たに感染の疑いが濃厚となった生徒は、機内で、すでに感染が判明した生徒の近くに座っており、「濃厚接触者」49人のうちの1人。9日午後になって、留め置かれていた空港近くの宿泊施設で体調不良を訴え、千葉県内の感染症指定医療機関に搬送されていた。簡易検査ではA型陰性だったが、千葉県衛生研究所の遺伝子検査で新型感染が濃厚という結果が出た。ほかに6人の生徒も搬送されたが、遺伝子検査で感染が否定された。
一方、厚労省は9日、機外に出てから症状を訴え、感染が確定した男子生徒1人との「濃厚接触者」に相当するものの、「停留措置」の対象にならなかったのは12人で、同日夜までに全員と連絡を取り、10日間の経過観察と外出自粛を要請したことを明らかにした。現時点で症状が出ている人はいないとしている。
先に感染が確定した3人の容体について、厚労省は、9日午後3時現在、男性教諭と男子生徒1人には38度台の熱があり、治療薬タミフルの投与を受けているとした。別の男子生徒の熱は36度台という。
一方、健康状態の追跡が必要な163人の乗客らのうち、9日午後10時半までに自治体が連絡を取れたのは158人に上ることが、読売新聞の全国調査で分かった。各自治体は、滞在先に伝言を置いたり、訪問したりして確認を急いでいる。
厚労省によると、8日夕に成田空港に到着したノースウエスト航空25便には、乗客388人乗員21人の計409人が乗っていた。行き先不明の乗客も4人おり、同省で確認を進めている。入国せずに成田からそのまま海外へ出た人もおり、感染者3人、同行者や周囲の乗客ら「濃厚接触者」49人を除き、国内に入国が確認できたのが163人で、26都道府県に在住・滞在していた。
最も多かったのは東京都の55人。次いで千葉県22人、神奈川県19人、京都府15人など。読売新聞の集計では、少なくとも51人が外国人旅行者だった。9日午後10時半現在で健康状態が確認できたのは158人。京都市滞在の米国人3人に微熱があったほかは体調不良を訴える人はいなかった。健康状態が確認できない5人のうち3人は東京都だった。
(2009年5月10日 読売新聞)