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別の男子生徒1人が感染 国内4人目を確認
厚生労働省は10日、国内初の新型インフルエンザ感染者となった大阪府の男子高校生ら3人と一緒にカナダから成田空港に帰国した生徒のうち、疑い濃厚となっていた男子1人の感染が、国立感染症研究所の確定検査で確認されたと発表した。
感染確認は4人目。厚労省は感染拡大への警戒を強め、帰国便の乗客乗員409人のうち4人と座席が近く、宿泊施設に一時待機させた人の経過観察と、全乗客への追跡調査を続ける。
生徒は感染症指定医療機関に隔離され治療を受ける。9日午後の時点でせきや38度程度の熱があったという。
大阪府教育委員会によると、生徒は先に感染が確認された3人と同じ大阪府寝屋川市の府立高校に在籍。生徒と教諭計36人で、米デトロイト発ノースウエスト航空25便で8日午後に帰国し、機内検疫では発熱などの症状はなかったが、一時待機先の施設で発熱やせきなどの症状を訴えた。
ほかの生徒6人とともに病院に運ばれて簡易検査を受けた。ウイルスは検出されず陰性だったが、念のため厚労省が千葉県衛生研究所に委託して詳細(PCR)検査を実施していた。
厚労省は検疫法に基づき、機内検疫によって感染が確認された3人と同じ団体の生徒28人と教諭5人に、座席が近かった乗客と乗員を加えた計49人を成田空港周辺の宿泊施設に一時待機させた。7人はこの施設内で体調不良を訴えた。
2009/05/10 07:21 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009051001000043.html