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国境挟む感染者急増地域 高校生ら滞在先のオンタリオ州 '09/5/9【中国新聞】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200905090306.html
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【ニューヨーク９日共同】
日本初の新型インフルエンザ感染者となった大阪の男子高校生ら三人が滞在していたカナダ・オークビルは、同国で感染者が最も多い中部オンタリオ州の都市で、一帯のトロント都市圏は米国との国境に位置する。
五大湖工業地帯の一角で米国との往来も活発なこともあり、最近、感染者が急増している地域だ。
三人は滞在中、米国とカナダ国境の巨大滝ナイアガラやケベック州の首都オタワへ短期旅行した。
米国などからの旅行者も多い場所で、感染者と接触する可能性もあったとみられる。
カナダ政府の八日の発表では、同国の新型インフルエンザの感染確認者は二百四十二人で、オンタリオ州が六十一人、西部ブリティッシュコロンビア州六十人、ノバスコシア州五十六人など。
人口が多く、旅行などで人の行き来も多い地域が目立つ。
特に五大湖に接するオンタリオ州はカナダ最大の都市トロントを抱え、陸路、水路などで米国との玄関口。
五大湖の米側はイリノイ、ウィスコンシン、ニューヨークなど全米で最も感染者の多い州だ。
約二週間滞在し、各地にも旅行した三人の感染源の可能性は多岐にわたり、特定は難しい。
カナダ通信によると、オンタリオ州政府は八日、数日で感染者がさらに増える可能性が高いことを明らかにした。
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