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「豚」にも効力か インフル消毒剤で特許 根路銘氏
【名護】名護市の民間研究機関「生物資源研究所」の根路銘国昭所長が、特許庁に出願していた沖縄に自生するセンダンの成分を活用したインフルエンザ予防・消毒剤の特許が27日までに認められた。ヒトへのインフルエンザだけでなく豚や鳥など、すべてのインフルエンザウイルスを殺傷する効力を持つ可能性が、実験結果で示された。根路銘氏は「ワクチン開発が容易でない以上、感染を最小限に食い止めることは重要。冬季に豚インフルエンザが大流行する可能性がある」として、秋までに予防・消毒剤の実用化を目指している。豚インフルエンザへの対応が世界的課題となる中、根路銘氏の研究は注目を集めそうだ。
実験データでは、豚インフルエンザの同系統のウイルスで、センダンからの抽出エキスを64倍に希釈した場合100%、128倍に希釈しても、90%の高い不活化効果を示した。鳥インフルエンザでも、ほぼ同様の効果が示された。
噴霧投与が一番好ましく家庭や学校、職場、バスなどの交通機関や豚舎、養鶏場などの大規模施設などでの消毒剤にも利用できる可能性があるという。
根路銘氏は2006年3月に特許を申請。27日に、許可通知が届いた。根路銘氏は「きめ細かく効果的な消毒剤を実用化したい」と話している。昨年7月には、ハンノキも活用した消毒剤の製造法と使用に関する特許も出願している。
豚インフルエンザの流行について、根路銘氏は「国内では梅雨を迎える5月末までに終息するが、冬にかけて日本国民の30%から40%が感染する可能性がある」と、警鐘を鳴らしている。
根路銘氏は国立感染症研究所呼吸器系ウイルス研究室室長や、WHOインフルエンザ呼吸器ウイルス研究センター長などを務めたウイルス、ワクチン開発の国際的な権威。(知念清張)
Source : http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-04-28-M_1-001-2_001.html