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新型インフル:大規模水際作戦始まる 防護服で機内検疫も【毎日JP】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090429k0000m040105000c.html
ロサンゼルス便の検疫に向かう係官たち=成田空港で2009年4月28日午後4時28分、梅田麻衣子撮影
世界保健機関(WHO)が新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の警戒レベルを引き上げた28日、国内の空港ではウイルス上陸阻止へ向け、かつてない規模の水際作戦が始まった。
発生国とされるメキシコ、米国、カナダからの入国者は第三国経由も含め、一人も漏らさず健康状態のチェックを目指す。
だが、担当する検疫官は全国で約300人しかいない。
検疫所には早くも、応援医師の派遣も始まった。【駒木智一、斎川瞳、清水健二】
最も力を入れるのは発生国からの直行便。成田、関西、中部の3空港に週260便以上が到着するが、全便で乗客を搭乗させたままの機内検疫をする。
成田空港検疫所(千葉県成田市)は28日午後1時すぎ、米国アトランタ発のデルタ航空機に対し、警戒レベル引き上げ後初の機内検疫を実施した。検疫官7人がゴーグルとマスク、防護服の物々しい姿で機内に入り、サーモグラフィーで乗客約150人の体温を調査。発熱やせきの有無など約10項目の質問票を配った。体調不良者はいなかったが、乗客は降りる際に手をアルコールで消毒され、マスクを手渡された。
南米からアトランタ経由で帰国した埼玉県の男性会社員(44)は「到着前にアナウンスがあり、混乱はなかったが、アトランタではこんな厳しいチェックはなかった」とぐったりした表情だった。
同検疫所では当初、機内検疫の対象はメキシコ発の週4便だったが、米国、カナダ発も加わって一挙に週250便以上となった。通常の50人体制では手が回らず、東京、横浜の両検疫所から応援の職員約30人が合流。厚生労働省は国立国際医療センター(東京都新宿区)の医師2人も応援に向かわせた。防衛省も30日には、陸上自衛隊と防衛医科大の医官と看護官ら約30人を成田空港検疫所に派遣する。だが、感染国が増えれば、何人必要になるか分からないという。
一方、他の国を経由した入国に対しては、全国の空港の全国際便の乗客から質問票で連絡先を聞き、発生国に滞在した人に限って保健所が10日間ほどの健康監視をする。質問票の記入は検疫法に基づく義務で、拒否すれば6カ月以下の懲役か50万円以下の罰金が科せられる。しかし、提出される質問票は1日で数万枚に上る。厚労省幹部は「チェックしきれるのか、やってみないと分からない」と漏らした。
◇中学生派遣を中止…青森県三沢市
青森県三沢市は28日、姉妹都市の米国ワシントン州のウェナッチ市とイーストウェナッチ市に毎年派遣している中学生らの訪問を中止すると発表した。30日から5月9日まで中高校生と教諭ら計16人が訪問予定だった。
◇新型インフルエンザに関する相談・情報窓口
【電話相談】
▽厚生労働省03・3501・9031(午前9時〜午後9時、当面は土日祝日も)
▽農林水産省03・3591・6529 (午前10時〜午後5時、平日のみ)
▽外務省03・5501・8000、内線4625、4627、4629(24時間)
【ホームページ】
▽厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/
▽厚生労働省検疫所「海外旅行者のための感染症情報」
http://www.forth.go.jp/
▽国立感染症研究所感染症情報センター
http://idsc.nih.go.jp/index‐j.html
▽全国保健所長会「新型インフルエンザ対策のページ」
http://www.phcd.jp/shiryo/shin_influ.html
▽海外派遣企業での新型インフルエンザ対策ガイドライン
(労働者健康福祉機構 海外勤務健康管理センター)
http://www.johac.rofuku.go.jp/news/061001.html
▽外務省「海外安全ホームページ」
http://www.anzen.mofa.go.jp/