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関西の名物司会者やしきたかじん氏が亡くなって数日たった。
大阪のブルジョワ出身。京都での学生時代、祇園で弾き語りをはじめて苦節十年。
色つきの歌手として身を立てた。とんねるずや集団アイドルで一財を築く前の
秋元康に見初められ、全国区で活躍するチャンスもあったものの決別。その後は
一途に関西人・関西放送人であることを通し、ローカル番組で根強い人気を保つパーソナリティーに。
洋楽派の私は、どうもコリアを彷彿とさせる氏の情念あふれる独唱スタイルにはあまり興味が持てないので
歌手としては何も知らないに等しい。彼の魅力とは「日のあたらない世界」を代表しているところだ。
もともとネクラ・アンダーグランド系のタモリが、アンニュイさを一掃してメジャー媒体に貢献し続けたこととは
少し異なり、たかじん(以後YT)は一般社会から少し離れたエギザイル的な世界についても真っ向から
健全にとりあげてネタにするだけの度量がある人だった。
全国番組にオカマがでてくるのが当たり前である現在とは異なり、やはり彼らの存在にボカシのかかっていた
時代にも、YTは何事もなかったように性転換者やオカマ業界に属する人達をとりあげていた。
そしてYTは自身の話としてこういったのだ。「オレにもその気はないわけじゃない。オレは若いころ、
30歳までにそういう経験がなければその後もずっと男を通そうときめていた。そして29歳の終わりころ、
もし誰かに誘われたら受け入れるつもりでいた。でも、そういう機会がすりぬけていったため、やっぱり
こっちの側にいることになった」
僕はこの話は嘘だと思う。YTはある程度、男色の世界に関心を持ち、男色家に同調的な一面をも持つ
ことは事実ながら、セクシャル・オリエンテーションとしてはへトロだと見切っているからである。しかし、
ゲイ社会を見方にし、正常な社会に距離を持つ彼らへ持つシンパシーを顕にするために、わざとそういう
作り話をした。そこが彼の人間性であり、魅力に違いない。だから僕は彼の作り話に好感がもてるのだ。
そんだけのことなんだけど。
彼岸に渡ることがなかったYT。それが実際に同性と性交まではしなくとも、100%へトロの男が
擬似行為に及ぶことは結構あるようなのだ。僕が少年期に憧れたような人の中にも、たとえばビートたけしは
学生時代に明治大学の同輩の部屋でフェラチオをされた話をゴールデン番組で言っていたし(自分はし返して
はいないと断言)、ジョン・レノンは同性愛者のマネージャーと2人きりで旅行したとき手を使って射精させた
ことを暴露している。
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