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(レビュー)ブリテン:戦争レクイエム ビシネフスカヤ(ガリーナ) | 形式:CD
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5つ星のうち 5.0
若い頃には感じ得なかったこの曲の深さ
2007/8/20
By 西岡昌紀
20世紀のイギリスを代表する作曲家ベンジャミン・ブリテン(1913−1976)は、第二次大戦中、良心的兵役拒否者として、ドイツとの戦争に参加しなかったと言ふ経歴の持ち主である。戦争レクイエムは、そのブリテンが、大戦中のコヴェントリー爆撃で破壊された同市の聖ミカエル教会が再建された際、その新しい大聖堂の献堂式の為に作曲した曲で、25歳で戦死したイギリスの詩人ウィルフレッド・オーウェン(1893−1918)の詩をラテン語のミサ用歌詞と共に使用して居る。
私が、この曲を初めて聴いたのは20代の事である。ブリテン自身の指揮による同じ録音をLPで聴いたのが、この曲との出会ひであった。最近、この演奏を改めてCDで聴いて、若い頃には気が付かなかった、この曲の細部の深さを発見し、はっとさせられた。音楽には、若い頃には分からない物が有る様である。そして、「さあ、眠ろう(Let us sleep)」と歌ふ、曲の末尾の部分に、戦争で命を落とした人々への思ひを、深めずには居られなかった。私は、この末尾の部分を聴くと、生者である自分が、逆に、死者に慰められて居る様な気持ちがしてならない。
(西岡昌紀・内科医/樺太真岡電話交換局の女性達の62回目の命日に)
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