★阿修羅♪ > 文化2 > 671.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
(レビュー)ブリテン:戦争レクイエム    西岡昌紀
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/671.html
投稿者 西岡昌紀 日時 2013 年 8 月 20 日 17:55:53: of0poCGGoydL.
 

*
http://blog.livedoor.jp/nishiokamasanori/archives/6743633.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=6445842&id=1910042053


(レビュー)ブリテン:戦争レクイエム ビシネフスカヤ(ガリーナ) | 形式:CD
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%B3-%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%A0-%E3%83%93%E3%82%B7%E3%83%8D%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%A4-%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8A/dp/B00005FLF2/ref=cm_cr-mr-title

4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。


5つ星のうち 5.0


若い頃には感じ得なかったこの曲の深さ


2007/8/20


By 西岡昌紀


 20世紀のイギリスを代表する作曲家ベンジャミン・ブリテン(1913−1976)は、第二次大戦中、良心的兵役拒否者として、ドイツとの戦争に参加しなかったと言ふ経歴の持ち主である。戦争レクイエムは、そのブリテンが、大戦中のコヴェントリー爆撃で破壊された同市の聖ミカエル教会が再建された際、その新しい大聖堂の献堂式の為に作曲した曲で、25歳で戦死したイギリスの詩人ウィルフレッド・オーウェン(1893−1918)の詩をラテン語のミサ用歌詞と共に使用して居る。
 私が、この曲を初めて聴いたのは20代の事である。ブリテン自身の指揮による同じ録音をLPで聴いたのが、この曲との出会ひであった。最近、この演奏を改めてCDで聴いて、若い頃には気が付かなかった、この曲の細部の深さを発見し、はっとさせられた。音楽には、若い頃には分からない物が有る様である。そして、「さあ、眠ろう(Let us sleep)」と歌ふ、曲の末尾の部分に、戦争で命を落とした人々への思ひを、深めずには居られなかった。私は、この末尾の部分を聴くと、生者である自分が、逆に、死者に慰められて居る様な気持ちがしてならない。

(西岡昌紀・内科医/樺太真岡電話交換局の女性達の62回目の命日に)


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

 次へ  前へ

▲上へ      ★阿修羅♪ > 文化2掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

▲上へ      ★阿修羅♪ > 文化2掲示板
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧