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大河「八重の桜」/県民に勇気与えるドラマに(4月25日付)
[* 写真は大河ドラマ「八重の桜」...新島八重の生涯を描きます(NHKドラマ)から]
NHKの来年の大河ドラマが「八重の桜」に決まり、主人公の新島八重(会津若松出身)を演じる女優の綾瀬はるかさんが来県するなど、放送開始に向け次第にムードが高まってきた。
八重は幕末に生まれた女性で、戊辰戦争を体験している。同志社大を創設した新島襄の妻としても知られる。激動の時代を生き抜いた女性の生涯を描くドラマが、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興を目指す県民に勇気を与えてくれるよう期待したい。
「幕末のジャンヌ・ダルク」「男装の狙撃手」など数多い別称を持つ八重は、京都市左京区の同志社墓地で静かに眠っている。京都と会津の縁はもともと深いが、大河ドラマの主人公決定を機に、さらに双方の絆を深めたい。
会津若松商工会議所と会津若松市観光公社、会津松平家奉賛会の一行は今月、墓地を訪れ、八重と襄夫妻、八重の兄で、京都府議会議長などを歴任し、近代京都の礎を築いたとされる山本覚馬の霊を慰めた。
京都府庁旧本館には、最後の会津藩主松平容保にちなんだ「容保桜」が植えられている。観桜会で山田敬二府知事は「震災からの復興、再生に向けては絆が大切だ。絆を確かめ合い、共に歩んでいくことを願っている」と語った。大震災後、京都もいち早く支援の手を差し伸べてくれた。これからも縁を大切にしながら交流を続けたい。
ドラマのテーマ音楽は、坂本龍一氏が担当することが決まった。坂本氏は「イエロー・マジック・オーケストラ」で活躍し、映画「ラストエンペラー」では、アカデミー賞作曲賞やグラミー賞を受賞している。日本を代表する音楽家であり、どんなテーマ曲でドラマを盛り上げてくれるのか楽しみだ。
会津地方を訪れた主演の綾瀬さんは「前向きに生きてきた八重さんを演じることで、頑張ろうと思う人たちの力になれたら」と抱負を語っている。綾瀬さんの演技力は高く評価されており、立派に八重の生涯を演じてくれるに違いない。
八重は、これまでの大河ドラマの主人公としては地味かもしれない。全国には、八重を知らない人もいるだろう。ただ、いわき市の観光温泉施設「スパリゾートハワイアンズ」でフラの舞台に立っている「フラガール」を描いた映画で、その存在が一躍脚光を浴びたように、ドラマによって会津をはじめ本県に対する注目度は高まるはずだ。
大震災と原発事故からの復興は長期に及ぶことを覚悟しなければならないが、しっかりと立ち向かっていく姿を示さなければならない。大河ドラマが、県民の背中を後押ししてくれるような、元気が出る内容であってくれればと願う。
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<参照>
大河ドラマ「八重の桜」...新島八重の生涯を描きます(NHKドラマ)
http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/2000/86512.html
容保桜-かたもりざくら-
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