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鬼はなぜ節分の夜やって来るのか?    西岡昌紀
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/573.html
投稿者 西岡昌紀 日時 2012 年 2 月 03 日 22:36:47: of0poCGGoydL.
 

(鬼はなぜ節分の夜やって来るのか?/ 2009年02月03日ミクシイ日記)

*

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1070587915&owner_id=6445842
http://blog.livedoor.jp/nishiokamasanori/archives/5155024.html


今日は、節分です。

鬼が来る夜ですが、この儀式とそして、日本の鬼について、
私は、こんな事を考え続けて来ました。

鬼は、何故、この夜、人間の世界を訪れるのでしょうか?
そして、鬼は、何故、金棒を持ってやって来るのでしょうか?

私は、その理由は、次の様な物だと思ひます。

私は、日本の鬼とは、神道の神スサノオに他ならないのだと
思ひます。そして、スサノオとは、古代中近東の神、
バール(Baal)に他成らないと、私は思ひます。

バールは、製鉄を生んだ古代中東の国、ヒッタイトで
崇拝された神で、その起源は更にメソポタミアに遡れる
様ですが、牛の頭を持ち、天候を支配すると信じられた
神です。

日本の鬼は、二つの角(つの)を持ち、金棒を持って
居ます。そして、鬼は、空で雷を鳴らしたり、風を
起こしたりしますが、日本の鬼のこうしたイメージは、
古代中近東の神バールにそっくりなのです。

鬼の金棒は、鬼と鉄器文明の関係を暗示しますが、
この鬼とそっくりの牛頭の神バールを崇拝した
ヒッタイトが、鉄を生んだ国であった事は偶然なのでしょうか?

私は、偶然ではないと思ひます。
鬼は、製鉄の技術を持った人々が、古代、
日本列島にやって来た際、製鉄の技術と共に、
日本列島に持ち込んだ神にその原型が在った
のでしょう。即ち、ヒッタイトの文化的末裔が、
製鉄の技術と不可分の文化として、ヒッタイト
の神バールの神話と儀式を日本列島に持ち込んだ
事が、日本の鬼の原型だったのだろうと、私は
思ひます。

天候を支配するバールは、農業の神でもあった様です。
だから、バールが人間の世界を訪れる春の初めに、人間は、
新しい年の農業を開始すべく、鬼(バール)が来る夜を
祝ったのではなかったか?


そんな事を考え続けて居ます。


2009年2月3日(火)


                   西岡昌紀

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=608132534&owner_id=6445842

 

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コメント
 
01. 中川隆 2012年2月04日 12:12:25 : 3bF/xW6Ehzs4I : MiKEdq2F3Q

西岡昌紀先生に教えて頂きたいのですが:

1.

鬼(おに)は、日本の妖怪。民話や郷土信仰に登場する悪い物、恐ろしい物、強い物を象徴する存在。

そこから鬼という言葉には「強い」「悪い」「怖い」「ものすごい」という意味もある(鬼 (曖昧さ回避)でも説明)。

なまはげ(秋田)やパーントゥ(宮古島)など、各地で様々な呼び名があり、角があったり、みのを着ていたり、全身泥だらけなど姿も様々である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC


秋田や宮古島は縄文人末裔の住んでいた所なので、なまはげ(秋田)やパーントゥ(宮古島)は弥生時代以降の文化の影響ではないですね。

2.


国文学者・阿部正路、歴史学者・松本新八郎、評論家・馬場あき子が指摘するように、鬼の形態の歴史を辿れば、初期の鬼というのは皆女性の形であり『源氏物語』に登場する鬼とは怨霊の事だが、渡辺綱の一条戻橋に出てくるように、初めのころは女性の形で出てくる。 また鬼の一つ、茨木童子の鬼などは説話中、切られた自分の腕を取り返すために女に化け渡辺綱のところへ来て「むすこの片腕があるだろう」と言い、それを見せてくれと言うなり奪い取るくだりがあり、そこから女の本質は鬼であり、また母親が持っている、自分の子供を戦争で傷つけたものに対する憎悪のようなものが読み取れ、その怖さに合理性がかいま見えてくる[2]。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AC%BC


紀元前3000年の「メソポタミア文明」からはじまり、そこの「シュメール人の神」はやがてこの地方に入ってきた「アラブ系民族・セム族」と融合し「セム族の神」となります。そのセム族の神は、本体としては殆ど変わってはいなかったのですが、部族ごとに「装い」が変わり、名前も変わったりしていきます。

 その中で西方のセム族である「ウガリトやフェニキア」の「バール」と名乗っている時代・地域の神が良く知られています。

 ところが、パレスチナ・シリア方面で勢いを広げていたその「バール」に対抗するような形で、同じくパレスチナ地方に進出してきたヘブライ部族は「ヤハウェ」という神を提唱してきたのです。ただし、その本体は「バール」と変わらず、ヤハウェもバールと同じように「雲に乗って天を駆け(詩編68.4)、その力は雷鳴によってあらわれる(詩編29)」とされます。同じセム族同士なのですから、名前を変えたところでその本体は殆ど変わっていなくて全然不思議ではありません。かれらにとって「神」とはそうしたものだったからです。これは中東から西洋にかけての原初の神の共通した姿ともいえ、有名なギリシャの主神「ゼウス」もそうなります。そして働きも結局は「豊穣のめぐみ」にありました。

 他方、ヘブライ民族の場合はもともとの地域が貧しかったものですから、そのまま「豊穣の約束」というわけにはいかず「豊かな土地を与える(これがカナンの地といわれるパレスチナ地方でした)」という形となって「装い」が変えられていました。さらに、このヤハウェは「自分の超越性」を示すために「他の神のように気安く名前を呼ぶな」という命令を下したため、この神は「名前が秘される」ことになっていきます。
http://www.ozawa-katsuhiko.com/12chyuuto/chyuuto_text/chyuuto01.html

鬼は女性で、しかも神ではないですね。一方、神バールは男の神様です。

従って、神バールと日本の鬼には共通点は全くありませんね。



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