15. 2012年12月25日 20:19:07
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集英社の何よりのドル箱となっているのは、『週刊少年ジャンプ』をはじめとした漫画である。ただ、集英社の『ジャンプ文化』のその裏側をいろいろ調べてみると、「やはり、世の中は綺麗事で動いていないのだ」と実感する。■『ジャンプ』の「友情・努力・勝利」 『ジャンプ』のスローガンには「友情・努力・勝利」とある。『ジャンプ』の前身の『少年ブック』が発行されていた当時、フン州部は都内の小中学校でアンケート調査を毎年行っており、その際に好きな言葉を聞いたところ「友情」「努力」「勝利」の三つが他を圧倒して多かったから、これらスローガンをジャンプに採用したとある。ただ、なんのことはない。太平洋戦争中の「欲しがりません勝つまでは」や、3・11後の「がんばろう日本」を見れば分かるように、これらの語は、集団の同庁圧力の中で個を圧殺するために利用されやすい言葉である。そして、これらの語を集団内で押しつけるのは、たいてい身勝手な支配者である。 つまり、「友情・努力・勝利」とは、頭の悪い奴隷を育てるための洗脳ワードでもある。「友情・努力・勝利」の洗脳ワードで頭の悪い奴隷が次々と育って得をするのは、戦後の日本を支配している御用政権、御用財界、御用アカデミズム、御用マスコミ、御用文化人どもであり、彼らを操っている国際金融資本やアメリカである。「友情・努力・勝利」の洗脳ワードを鵜呑みにし続けて疑わないでいる限り、その人は立派なB層であり、属国日本の優秀な奴隷でしかない。 『ジャンプ』は「友情・努力・勝利」を旗印に、多くの作品が人気を集めてきた。だが、世の中はそんなに単純に動いていないし、実際には数々のどす黒い現実のもとで動く。いじめ文化の日本社会において、その縮図である学校や会社においては「友情・努力・勝利」の偽善スローガンはニセモノでしかない。最近、ジャンプ連載の西尾維新・暁月あきら『めだかボックス』では「ぬるい友情・無駄な努力・むなしい勝利」の台詞が出てきたが、当のジャンプ作品においてすらジャンプの「友情・努力・勝利」の偽善スローガンは、パロディ化・相対化されるようになったわけだ。 ■『ジャンプ』と電通 『週刊少年ジャンプ』のアニメ作品の大半は電通のタイアップによって放映されてきた。いわば「ジャンプアニメ=電通」である。2011年に放映されていた『ジャンプ』系作品の主題歌は、『ドラゴンボール改』はAKB48「心の羽根」、『べるぜバブ』はノースリーブス「Answer」、『スケットダンス』はフレンチ・キス「カッコ悪いI love you!」と、どれも電通ごり押しのAKB48系グループばかりであり、「ジャンプアニメ=電通=AKB48」の図式が見える。 昭和前期の電通は「同盟通信社」という国策会社であり、太平洋戦争中は大本営発表の中心を担った。戦後の電通は旧満州人脈を大量に雇い、大阪万博、国鉄「ディスカバージャパン」、山口百恵引退コンサートなどをタイアップし、戦後の日本の文化を創り出してきた。日本人に大きな影響を与え続けている電通は、CIAによる日本社会の改造のために様々な世論操作や文化やキャンペーの創作・ごり押しを行い続けている。電通と最もズブズブな政治家は中曽根康弘、小泉純一郎、石原慎太郎などアメリカの手先の保守政治家が多く、自民党も民主党も電通べったりである。3・11後の悪名高い「食べて応援」キャンペーンのスポンサーは電通と農水省である。 『キン肉マン』も『ドラゴンボール』も『ワンピース』も『ナルト』も、他の数々のアニメ作品も多くが、電通のおもちゃなのだ。『ジャンプ』のアニメに心酔するオタクたちは、知らぬ間に電通の世論操作とマインドコントロールに加担していたに等しい、と言えなくもない。2ちゃんねらーの連中はあれほど電通を嫌い批判するくせに、『ジャンプ』の数々の作品が昔から電通のごり押しでアニメ化されてきたことは批判しない(つまり、彼らは「電通に踊らされる馬鹿」であり「B層」である)。 ■『ジャンプ』と創価学会 ジャンプ歴代看板作品には、1960年代末〜70年代前半の本宮ひろ志『男一匹ガキ大将』、1970年代末〜80年代のゆでたまご『キン肉マン』、1990年代〜現在の尾田栄一郎『ワンピース』がある。これらの作品の思想の共通点は「創価学会思想」であり、作者の共通点は「創価学会員」である。 本宮は『やぶれかぶれ』で、自身が創価学会員で公明党支持であることを告白している。自伝『天然まんが家』によると、本宮は少年時代、父親は酒乱で、母親は熱心な創価学会員と書かれている。 本宮作品の不良漫画は「主人公の熱血漢の不良が、よき理解者の教師(または校長)の後ろ盾で、反権力の正義を気取る」という作風のケースの草分けだ。『サラリーマン金太郎』も立場を会社に置き換えただけで図式は同じだ。 この図式を創価学会に置き換えたらどうなるか。「バリバリの創価学会員が、よき理解者の池田大作先生の後ろ盾で、反権力の正義を気取る」となる。主人公につくよき理解者の師というのは、創価学会員にとっての「父性像」の象徴の池田大作の投影であり、なおかつ、これらの作風は、創価学会が教えとして強調する「師弟不二」とピタリと一致する。創価学会系のTBSで、「この紋所が目に入らぬか!」とB層にお上意識を植え付けるドラマ『水戸黄門』が放送され続けていたのとそっくりだ。 また、本宮は暴力団・後藤組とも親密な関係だが、後藤組と創価学会が長年に渡り協力関係にあったことは有名である。 「ゆでたまご」は嶋田隆司と中井義則の共同ペンネームであり、2人とも創価学会員である。中井は公明党の宣伝漫画「孔明くん」を描いたことがある。 『キン肉マン』はダメ超人だったキン肉スグルが「友情・努力・勝利」で成功しキン肉星の王となる話で、「友情・努力・勝利」という『ジャンプ』の思想を最も体現した漫画とされる。この話を見て、分かる人にはすぐ思い浮かぶだろう。「聖教新聞に毎日書かれている信者の体験談と似ている!」と。そう、『キン肉マン』の作品の思想というのは、創価学会の教えである「人間革命」の思想なのである。 「人間革命」の思想とは、創価学会に骨の髄までマインドコントロールされた奴隷育成に他ならない。「友情・努力・勝利」という頭の悪い奴隷を育てるための洗脳ワード、つまり集団の同庁圧力の中で個を圧殺するために利用する便利な思想、これらに見事なまでに創価学会の「人間革命」の思想はマッチしている。中世欧州の「信仰」の語や、昭和の戦時中の「忠孝愛国」の語がそうであるように、綺麗事を信じ社会や権力を疑わない愚鈍な奴隷を作るためには、建前ワードの効果はまったくもって絶大である。 橋下徹が大阪市長になって、大阪市の「新世界」では『キン肉マン』とタイアップした街づくりを行うようになった。橋下は妻・典子が創価学会員であり、2008年の大阪府知事選以来、創価学会・公明党の支援を受け続けている(ちなみに橋下の「大阪維新の会」は統一協会とのつながりが強い)。大阪・「新世界」での『キン肉マン』による街づくりは、創価学会作品のPRであり、創価学会との親密な姿勢のPRであり、タイアップには、創価学会から資金が提供されている。そして、ゆでたまごの一人の嶋田は橋下徹大阪市長を表敬訪問している。また、橋下は大阪都構想で西成特区を唱えているが、西成は関西創価学会の発祥の地となった地で、創価学会との関わりが様々な意味で深い地域でもある。 最近の『ジャンプ』のナンバーワンの看板作家である尾田栄一郎もまた、夫婦で熱心な創価学会員であり、尾田本人は在日コリアンである。 『ワンピース』には赤イヌ、黄サル、青キジという3匹の動物が登場するが、この3匹の色は、創価学会の「青・黄・赤」の三色旗から取ったものである。創価学会名誉会長の池田大作は本名を「成太作(ソン・テジャク)」という在日コリアンであり、創価学会の幹部たちには在日コリアンや同和出身者が多く、学会の「青・黄・赤」の三色旗は韓国の伝統的な色彩からきている。つまり創価学会はマイノリティー教団である。 『ワンピース』での師弟関係や友情を強調した作風は学会の思想と親和性がやけに強いものであり、事実、創価学会員たちの間では、『ワンピース』は学会の教義を学ぶための必修の教材として使われている。また、『ワンピース』好きを公言する芸能人や文化人たちにも、創価学会と関わりのある人間は多い。 ワンピースの登場人物のネーミングにも注目すべきである。ヒロインの「ナミ」の名前の本当の由来は、「南無妙法蓮華経」から取ったものである。また、「モンキー・D・ルフィ」の名の由来は何か。「ルフィ」とは「広宣流布」の「流布」と、あとは、「ルシファー」の両方から取ったものである(つまり、尾田は、カルト宗教の創価学会信仰と、ユダヤ金融資本の手先の文化人が宣伝する「悪魔崇拝」の2足わらじをはいているわけだ)。ミドルネームの「D」とは、「池田大作(Daisaku Ikeda)」のイニシャルの頭文字から取ったものである。「モンキー」とは、日本人の蔑称の「イエローモンキー」のことを指しており、在日コリアンの尾田は日本社会を憎む思想を持っているわけだ(まさしく、在日コリアンの孫正義の「ソフトバンク」が、日本人を蔑視する意味合いでCMに「犬のお父さん」を出したこととそっくりだ)。 「モンキー・D・ルフィ」の名は創価学会の思想とユダヤ資本の悪魔崇拝思想、そして在日コリアンによる反日思想の3つがセットになった名である。つまり、創価学会員でユダヤ金融資本のバックアップを受けている「きゃりーぱみゅぱみゅ」が、悪魔崇拝に走り、歌のサブリミナルメッセージに「死ね」「日本人いない」「世界も終わるし」という言葉を入れているのとそっくりだ。 これらを見ると『ジャンプ』の場合、創価学会系の漫画家が看板として優遇されている可能性があることが推測できる。『ジャンプ』は、「電通」と「創価学会」という日本を動かす巨大な権力のごり押しのもと、成り立ってきたのかもしれない。 看板作品ではないが『スケットダンス』の篠原健太も創価学会員である。『スケットダンス』は全く人気がなかったのに、掲載順位が下位のままずるずる連載が長く続き(『ジャンプ』用語で「ノルマン現象」という)、小学館漫画賞受賞やアニメ化も達成し、今や事実上の中堅作品となった。つまり、篠原の場合は、作者が創価学会員であったために、大した能力がないのにごり押しされて、人工的に実績が作られたケースである。アニメ『スケットダンス』には、ヒロインのヒメコが創価学会の三色旗を振るシーンが出てくる。 ■『ジャンプ』とユダヤ金融資本の悪魔崇拝思想 ユダヤ金融資本の手先となった文化人たちは、悪魔崇拝思想のシンボルのサインを宣伝し出す。ビートルズ、マイケルジャクソン(後にユダヤ資本に反逆し暗殺された)、マドンナ、レディー・ガガ、そして、最近の日本における「きゃりーぱみゅぱみゅ」がその典型である。ユダヤ金融資本の大物たちはある「秘密結社」の独特な悪魔崇拝の思想を信奉しているが、彼らこそまさしく世界を裏側から動かし続ける「やつら」である。 鳥山明『ドラゴンボール』での、登場人物の「気功砲」のポーズは、ピラミッドのサインである。あとは、『ドラゴンボール』で地球を救った男の名は「ミスターサタン」である。鳥山は、ロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」にサイン色紙をプレゼントしたが、なんとそこには「サタニストサインの指をする孫悟空」が描かれていた。鳥山氏よ、あなたは「やつら」からいくらの裏金を貰ったのか? 高橋和希『遊戯王』の千年アイテムのモチーフは、ピラミッドアイ(ドル紙幣にも描かれている「万物を見通す目」)である。古代エジプトや神話をモチーフにしたオカルティズムは、「やつら」の悪魔崇拝の哲学の影響からきている。 荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』第三部もまた、古代エジプトや神話をモチーフにしたオカルティズム(「やつら」の悪魔崇拝の哲学の影響)が、作品の骨格となっている。そして、連載当時、作品に出てきたある絵本の登場人物のTシャツには「911」の数字が描かれていた。 岸本斉史『ナルト』での登場人物サスケは、「万華鏡写輪眼」という忍術で目に六芒星(ダビデの星)のマークを浮かべるが、これも、「やつら」の「秘密結社」の悪魔崇拝思想のシンボルである。六芒星を国旗として使っているのが、「やつら」が自分たちの計画のために建国したイスラエル国である。 『ワンピース』の作者・尾田栄一郎は創価学会員で在日コリアンである。主人公モンキー・D・ルフィの名の由来は、「モンキー→『イエローモンキー(日本人の蔑称)』→在日コリアンの反日思想」「D→『池田大作(Daisaku Ikeda)』→創価学会の思想」「ルフィ→『広宣流布』+『ルシファー』→創価学会の思想+ユダヤ資本の悪魔崇拝思想」になる。 久保帯人『ブリーチ』のヒロインのルキアの名の由来は、これも「ルシファー」である。死神を作品のモチーフにする点で、もはや骨の髄まで悪魔崇拝思想につかりきった作品であると分かる。「BLEACH」という英語は「〜を漂白する」という意味であるが、これは、「今の世界の文明を漂白して「新世界秩序」を作ろう」という「やつら」の思想のサブリミナルメッセージの意にも取れる。 大場つぐみ・小畑健『デスノート』とは、主人公の夜神月が「デスノート」を使って気に食わない人物や犯罪者を殺戮しまくる話だが、これは、「やつら」による人口削減計画を意味する。そして、主人公は「新世界の神」になることを目指しているが、これは、「やつら」が人口削減計画を達成した後に「新世界秩序」を建設することを意味する。 そして、主人公の名は「夜神月(やがみ・ライト)」という。「月」は英語で「moon(ムーン)」と書くが、実は、統一協会の教祖「文鮮明」の名字「文」も英語で「moon(ムーン)」と書く。夜神月は、悪魔にそそのかされたことがきっかけで、デスノートを使った殺戮に手を染めた。つまり、統一協会の文鮮明が、「やつら」(その中核がユダヤ金融資本)の命令で、人口削減計画に加担しているという意味である。統一協会が目指すのは、日本を右傾化して独裁政権をつくり、東アジアで戦争を起こして人口削減を行うことである。悪事を重ねた夜神月は最後に自らの命を落としたが、これは、「やつら」の忠実な手先である統一協会は、人口削減と世界の荒廃という任務を達成したのちに、「やつら」に取り潰される未来を表わす。 松井優征『魔人探偵脳噛ネウロ』の主人公の脳噛ネウロとは「魔人」である。ネウロには、「やつら」による社会支配を表わすシンボルが数々出てくる。 元警視庁OB望月建雄による望月総合信用調査のモデルは、日本を支配する巨大カルト宗教「統一協会」「創価学会」を足して割ったものであり、巨大カルト宗教が権力や警察とつながって大規模な情報収集をしていることを意味したものである。望月の「月(moon ムーン)」は「文(moon ムーン)」=「文鮮明」のことであり、建雄の「建」は「健」と似ており、「健」創価学会員が男子によくつける名の漢字の一つでもある。望月のモデルは文鮮明と池田大作を足して2で割ったものである。 世の中を大混乱に陥れたコンピュータによる人格「電人HAL(でんじんハル)」とは、「やつら」が作りだしたコンピュータシステムによる世界支配で、その後に世界を混乱させる計画を表わす。 作品後半では、「魔人」のネウロと「新しい血族」シックスが戦う。ネウロの敵だった「怪盗サイ」の正体は、シックスの娘イレブンである。「シックス=6」は悪魔の数字であり、「イレブン=11」は「やつら」の所属する「秘密結社」が好んで使用する数字である(東日本大震災が起きたのは3月「11」日だった)。そして「6」と「11」を掛けると「66」となる(「反キリスト」を象徴する「666」の数字と似ている)。 「新しい血族」にはシックス、DR(ディーアール)、テラ、ヴァイジャヤ、ジェニュイン、葛西善二郎がいる。DRの能力は水を操って洪水や嵐を起こすことであるが、これは「やつら」が発明した「気象兵器」によるテロを表わす。テラは大地を使った攻撃を行う能力があるが、これは「やつら」による「人工地震」のテロを表わす。ヴァイジャヤは薬物や毒物を使った攻撃を行い、製薬会社「グリーンX」(旧731部隊(旧満州人脈)の会社「ミドリ十字」がモデル)とつながっている。ジェニュインは表向きの職業は女優で、催眠によって数々の人物を洗脳・奴隷化する能力を持つが、これは、「やつら」がメディアを使って大衆を洗脳していることを表わす。葛西善二郎は、彼らと違って何の超能力もなく、火を操る能力にはトリックがあった。また、葛西は「新しい血族」の中で比較的覚めた性格で、話の狂言回し役に徹する。葛西のモデルはアメリカの属国の「日本国」である。これは、第二次大戦後の日本が、「やつら」によって人工的に経済大国にさせてもらったが、実際は先進国でも大国でもなく、アメリカの属国で、建前として「先進国」扱いされているに過ぎないことを暗示している。 「新しい血族」のボスの「シックス」は「絶対悪」と呼ばれており、本名は「ゾディア・キューブリック」(ユダヤ系の名だ)という軍事会社のボスである。現実世界で、軍事産業を牛耳り、「戦争屋」の頂点にいるのがロックフェラーだ。つまり、「シックス」のモデルはロックフェラーである。 「新しい血族」シックスと戦う「魔人」のネウロは、知性や進化をこの上なく愛し、「謎」を食べて生存する生き物である。これは、ロスチャイルドが啓蒙思想によって、理性崇拝や社会進化論を生み出してきたことを意味する。つまり、「魔人」ネウロのモデルはロスチャイルドである。 従って、「魔人」ネウロと「新しい血族」シックスの戦いは、ロスチャイルドとロックフェラーの権力闘争を表わしたものである。(が、この2人を作ったのは作者である。ロスチャイルドとロックフェラーは「やつら」の両建てのプロレスで、実際はグルである) そりゃあ、『ジャンプ』は、「電通」と「創価学会」と「ユダヤ金融資本」と何かしらの関わりを受けているのだから、怖いものなどないのかもしれない。だがこれは、「やつら」による悪の支配と、「やつら」による大衆の愚民化に加担しているに等しい。 ■『ジャンプ』の「ガモウひろし」の噂 ガモウひろしという漫画家は『とっても! ラッキーマン 』という漫画のヒット化・アニメ化を達成したが、その後は鳴かず飛ばずである。が、実を言うと、こういう説がある。ガモウはその後、何らかの数々の経緯を経て、現在に至るまで『ジャンプ』の編集や作品の関わりに大きな影響を持ち、『ジャンプ』の裏の黒幕として君臨しているという噂が根強い。何を隠そう、デスノート原作者「大場つぐみ」の正体は、「ガモウひろし」ではないか、という噂まであるのだから。『ジャンプ』で連載されていた木多康昭『幕張』は最終回で、「ガモウひろしが『幕張』の真の主人公だった」なる不思議なメッセージを書いていたが、これは「『ジャンプ』を支配し数々の作品に口を出しているのはガモウひろしだ」の意味だ、との噂がある。果たして、「ガモウひろし」とは一体何者なのだろうか? ■『ジャンプ』のある長期連載漫画の裏側 『ジャンプ』で最も長く連載されている作品は、秋本治『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(こち亀)である。『こち亀』の特徴とは何か。「隠れヤクザ漫画」、いや、「ヤクザ世界のステマ」である。「え?『こち亀』は警察を舞台とした漫画だろ。そんな馬鹿な!」と言っている人は、世の中の裏側を知らない。警察の世界は昔からヤクザとべったりである。警察の「一日署長」は、警察と闇社会の蜜月PRであり、「一日署長」をやる有名人は闇社会べったりの人物が選ばれている(昭和のころは、山口組組長の田岡一雄が「一日署長」に選ばれたことがある)。 漫画界を探すと、暴力団とズブズブな漫画家は意外に多い。闇社会べったりでもはや有名な梶原一騎、数々の作品が現実のヤクザ社会でも入門書として読まれている村上和彦、後藤組との付き合いで有名な本宮ひろ志や板垣恵介、などがそうだ。作者の秋本治もまた、某暴力団と関わりがある人物であり、本人は葛飾区出身の在日コリアンである。葛飾育ちで在日でヤクザともつながっているというと、あの北野武を思い起こさせる。『男はつらいよ』の葛飾生まれの寅さんを演じた渥美清だって、本人は在日コリアンでヤクザとつながっていた。 では、『こち亀』はどういう意味で「隠れヤクザ漫画」「ヤクザ世界のステマ」なのか見ていこう。 『こち亀』は、連載開始〜90年代と、90年代〜現在とで作風が大きく異なる。前者の作風は「男らしさを強調した世界観。ギャンブルに入れ込む両津」で、後者の作風は「萌え系女性キャラを強調した世界観。オタク文化に入れ込む両津」である。 連載開始〜90年代には、中川、部長、戸塚、寺井、本田、星など数々の男性キャラが主要人物で、麗子など女性キャラは90年代以降と比べて扱いの比率が高くない。初期の主要キャラだった「戸塚銀次」という警官は、刺青まで入れている。これらの男性キャラが主要で、後に、マリアと「美人の」警察官だって実際には、男のくせに女装して両津に恋をしている同性愛者だった。両津の性格も男くささがやけに強調されている。実を言うと、作者の秋本は、同性愛者であるという噂が業界筋で根強くある。そして、秋本と関わりのあるヤクザの世界でも、同性愛がはびこっているのは有名だ。 また、両津は競馬、競艇、競輪、パチンコ、など数々のギャンブルが趣味であるが、これらの産業は闇社会とのかかわりが大変根強い。これらを作品で描くのは、「ギャンブル=闇社会のステマ」行為なのである(最近では、両津は趣味のギャンブル知り合いの幼稚園児の説得でやめて、ネットでの株トレードを趣味に変えたが、ネットの株トレードの世界さえも、闇社会の人間が暗躍している世界であるが…)。 後に両津はテレビゲームを得意とするキャラになったが、これにも裏がある。ゲーム産業の元祖の任天堂は、もともとは花札やトランプを売っていた会社で、昔も今もヤクザとべったりな会社である。つまり、日本のゲーム産業を裏側で動かしているのは闇社会人脈の人間である。ゲームが得意で、メカが得意な両津は、パソコンも得意であり、90年代の『こち亀』では流行ったばかりのインターネットの紹介や、パソコンの使い方を話の題材にしていた。実を言うと、パソコン産業やIT産業も、闇社会との関わりが強いことで有名なのだ。 1990年代に入ってからは、『こち亀』は数々の流行のトレンドを紹介する作風になっていった。これにも裏がある。このころから、秋本は某巨大広告代理店と付き合うようになり、巨額の金を貰うようになったとされる。つまり、秋本が『こち亀』でやっていたことは「ステマ」の元祖だったわけだ。広告代理店の世界も実は暴力団とのつながりが深い。秋本が広告会社のステマを続けているうちに、1996年、『こち亀』はテレビアニメ化された。1990年代以降、『こち亀』は萌え系女性キャラを強調した世界観に変わっていったが、何のことはない。広告代理店が仕掛けた「オタクブーム」「萌えブーム」のステマをしただけだったのだ(マリア(オカマから女性に性転換)や、早矢や、纏とかの、日本風を強調した女性キャラを次々描いて強調したのは、某巨大広告代理店が仕掛ける日本社会の右傾化工作の片棒を担いだだけかもしれない)。 90年代以後、『こち亀』は数々のオタクブームのステマを担い、両津はオタクキャラとして描かれている。実を言うと、数々のオタク産業も裏側で仕切っているのは闇社会なのである。東京・秋葉原や大阪・日本橋とかの「オタクの街」の数々の店を裏で仕切っているのも闇社会である(日本橋には、明らかに「それっぽい」ぼったくり系のメイド喫茶があるそうだ)。 最近の『こち亀』でステマされていた「東京スカイツリー」や「AKB48」や「韓流」に共通しているのは、タイアップに深くかかわっているが「電通」ということである。 ■『こち亀』『ジャンプ』の盛衰と「経済大国日本」の盛衰のジンクス ともあれ『こち亀』は『ジャンプ』の象徴といえる漫画であり、ジャンプの歴史の語り部と言ってもいい。もっとも、近年の『こち亀』においては、様々な読者から「面白くない」「老害」「100巻までは良かった」という声が聞かれる。『こち亀』が100巻を突破したのも、アニメ化されたのも1996年だった。日本経済の流れで見るなら、1996年の翌年の1997年から消費税が5%となり、深刻なデフレ不況が生まれ今に至っている。『こち亀』の作品の勢いの盛衰の流れは、日本経済の勢いの盛衰の流れと重なって見える。そういえば、『こち亀』の典型的な話のパターンとして、「両津が新しい会社を立ち上げる→成功し始める→勢いに乗って成功を拡大する→商売に陰りが出始める→焦ってインチキな商売手口をやりだす→会社はみるみる衰える→会社が破たん、両津一味も転落する」の流れがある。この流れは、まるで、戦後の経済大国日本の成功と没落の流れをなぞっているかのように見える。そして、『ジャンプ』の没落の流れにも重なる。 『ジャンプ』の発行部数の推移をみると最盛期には653万部(1995年)を記録した。だがその頃を前後に、鳥山明『ドラゴンボール』など有力な漫画が次々終了していき、今に至るまで発行部数は減り続け、2012年現在は280万部にまで激減している。『ジャンプ』の発行部数の勢いの盛衰の流れもまた、日本経済の勢いの盛衰の流れと重なって見える。 経済大国・日本の衰亡とともに『ジャンプ』は衰亡を迎え、両者はほぼ同じ時期に寿命を終えるのかもしれない。 |