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9月28日1時0分配信 カナロコ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090928-00000002-kana-l14
オーストリア出身の神職ウィルチコ・フローリアンさん(22)が27日、川崎市高津区下作延の神明神社で開かれた例祭に参加した。全国で7人という外国籍の神職であるウィルチコさんは、白い浄衣に立烏帽子姿で、滞りなく神事を執り行った。
ウィルチコさんはオーストリアのリンツ出身。日本の神社仏閣などを収めた写真集を見て日本に興味を持ち、7年前に父と日本を訪れてから、その魅力のとりことなった。日本の伝統文化である神社へのあこがれから、知り合いの宮司に「神職になりたい」と切り出したのがきっかけで、名古屋市内の神社に在籍。現在はウィーン大学で日本について学んでいるが、「1年以上日本と離れたくない」と、夏休みを利用して来日している。
この日は、神明神社の金子善光宮司の教え子の紹介で例祭に参加。ウィルチコさんは白い浄衣に立烏帽子姿、手にはしゃくを持って登場し、年に一度の晴れ舞台で、おはらいやお供えなど、一連の神事を滞りなくこなした。金子宮司は「動きが非常にこなれている。国際的でいい傾向だと、例祭参加者にも反響が大きかった」と話す。
「自分にはやりたいと思えるのはこの仕事だけ」と力強く話すウィルチコさん。「伝統的な文化とモダンさが調和しているところが好きです」と久々の日本を満喫していた。