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ベネチア国際映画祭:金獅子賞に「レバノン」【毎日JP】
http://mainichi.jp/enta/art/news/20090914k0000m040041000c.html
【ベネチア勝田友巳】第66回ベネチア国際映画祭は12日夜(日本時間13日未明)、授賞式が行われ、最高賞の金獅子賞にイスラエル、仏、独合作の「レバノン」(サミュエル・マオス監督)を選んで閉幕した。日本から出品された「TETSUO THE BULLET MAN」(塚本晋也監督)は賞を逃した。
「レバノン」は、1982年の第1次レバノン戦争に参加したイスラエル軍兵士の1日を描いている。戦車の中に閉じ込められた兵士は、恐怖と生存本能から戦車の火器の引き金を引く。自身の体験を映画にしたというマオス監督は、「自分は重荷と責任を背負っている。善悪をわきまえた普通の人が人を殺すのが戦争。今戦争をやめなければ、人間がどうなるのかを感じてほしい」と訴えた。
他の主な受賞作品は以下の通り。
銀獅子(監督)賞 シリン・ネシャット(「女たち」)▽審査員特別賞 「ソウル・キッチン」(ファティ・アキン監督)▽女優賞 クセニア・ラポポート(「対の時間」)▽男優賞 コリン・ファース(「ア・シングル・マン」)▽オゼッラ賞(脚本) トッド・ソロンズ(「戦時の生活」)▽同(美術) シルビー・オリベ(「ミスター・ノーバディー」)▽新人賞 ヤスミン・トリンカ(「大きな夢」)
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毎日新聞 2009年9月13日 19時04分