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在米被爆者の苦難に迫る/「渡辺謙アメリカを行く」/NHKディレクター 小山靖史さん語る(しんぶん赤旗) 以下は「しんぶん赤旗」(8月2日付・紙面版12面)から直接貼り付け。 ======================================== <戦後64年の夏に> 広島で被爆し、戦後アメりカに渡った被爆者が900人以上いるといいます。彼らは日系2世でした。7日放送のNHKテレビ「渡辺謙 アメリカを行く 星条旗の下に生きたヒバクシャたち」(後10・0)は、在米被爆者の苦難の人生に迫ります。番組を企画し、渡辺謙さんとともに取材をした小山靖史チーフ・ディレクターに聞きました。 (和田 肇) 小山さんが在米被爆者の存在を知ったのは3年前でした。当時、取材した喜劇王チャールズ・チャプリン家の使用人に、広島出身の被爆者がいたことを知りました。 「チャプリンの使用人に日本人ばかりという時期があって、しかも被爆者がいる。彼らは原爆を落とした国に、なぜわざわざ戻ったのか。ちゃんと伝えなければいけないと思ったんです」 多い広島出身者 小山さんは、30〜40人の在米被爆者に話を聞くなど取材を重ねました。アメリカ移住者には広島出身者が多いことが分かりました。広島市に移民のあっせん会社があったからでした。 なぜ移住者が広島で被爆したのか。「子どもの教育の問題です」と小山さん。子ども(日系2世)が生まれたら、18歳くらいまで日本で教育を受けさせたい、そのため一時帰国しよう、そう考える移住者が多かったといいます。 しかし戦争が始まり、一時帰国した移住者家族はアメリカに戻れなくなります。そして被爆。運よく生き伸びた日系2世も、多くが家族を失い、自らも心貞に大きな傷を受けます。仕事に就こうにも体調がすぐれない、そもそも焼け野原の日本には仕事さえない―。絶望の中、日系2世たちが「自分はアメリカに市民権がある。アメリカに行くことは、自分の権利だ」と考えたのは、自然な流れでした。 事実さえ隠して 広島に対するいたたまれない思いもありました。2人の姉を亡くした女性は、「日本には、私の住む場所はない」と切ない思いでアメリカに戻ったといいます。 アメリカでは一般に「原爆投下は戦争を終わらせるためやむを得なかった」という考えが浸透しています。アメリカに渡った被爆者は、被爆した事実さえ隠して生きなければなりませんでした。 ----------------- 渡辺さんの熱意 小山さんはいいます。「戦争とは、どれだけ人生を揺さぶるのかということを示したい。戦争の究極の象徴が核兵器。殺りく行為の象徴です。どれだけの人生が揺れ動くことか。戦争、核兵器に揺り動かされた、知られざる流転の人生があることを知ってほしい」 今回、渡辺謙さんにリポーターを頼んだ理由は。「ご自身もアメリカのロサンゼルスに住む日本人だということと、映画『硫黄島からの手紙』の出演などで戦争に強い関心を持っておられるからです」。昨年3月にオファーを出し、夏に承諾の返事。12月とことし6月に取材をしました。 番組では、渡辺さんが在米被爆者にインタビューしたり、資料を調査することで、歴史に埋もれた事実を掘り起こします。インタビューにかけた時間は1人当たり4、5時間。渡辺さん自身が問題意識を持ち、質問内容を提案してきました。 「渡辺さんにも、在米日本人として、体で感じていることがあるのだと思います。人ごとではない、という熱意を受けました」 -------------------- 僕らは拒絶、排除できるか/渡辺謙さんの話 ここ数年、アメリカと日本の間でいろいろな仕事をさせていただき、また生活もするなかで、この番組に非常に興味があり参加しました。日米の間で、そして戦争のはざまで、さらに被爆という大きな体験をしつつも、今なお元気に生きていらっしゃる日系人の方々にお目にかかることができました。貴重な体験や素晴らしい意見を伺いました。今、僕たちの世代、そして若い世代が、いったい何を感じることができるのか、戦争というものをどう受け止め、それをどう拒絶し排除していくことができるのか、そんなことを、取材し ======================================== <参照> チャップリンの秘書は日本人だった〜移民が歩んだ波乱の人生〜
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10312348732.html から転載。
戦争で揺り動かされた人生
ながら思っていました。戦争や原爆というものがどんどん遠のいている現代において、アメリカで生きてきた被爆者の方々の体験や思いを、この番組を通して、できるだけ多くのみなさんに感じていただければと思います。
分かりましたチャップリンは5月15日首相のお宅に伺います:決行日は5.15日首相官邸襲撃