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5月1日7時56分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090501-00000083-san-soci
都立多摩図書館(立川市錦町)が1日、「東京マガジンバンク」としてリニューアルオープンする。雑誌の蔵書は約1万誌、約120万冊と全国でも最大規模。小沢智恵館長は「雑誌が積み上げてきた時代の厚みを感じてほしい」と来館を呼びかけている。
都立中央図書館(港区南麻布)との差別化を図るため、雑誌と児童・青少年、16ミリフィルムの3分野に特化すべく、1月から改装を行っていた多摩図書館。目玉は、ほぼすべてのジャンルを網羅する雑誌。現在は1万誌だが、今秋までに1万6000誌をめざしており、雑誌図書館として有名な「大宅壮一文庫」(世田谷区八幡山)を上回る予定だ。
閲覧室の書棚には、約360誌の最新号とバックナンバーを置き、気軽に手にとって読める。貴重な創刊号のコレクションは約3000誌。うち約240誌を書棚に展示する。
「右手にジャーナル、左手にパンチ」と言われた「朝日ジャーナル」(昭和34年)、「平凡パンチ」(39年)をはじめ、「プレイボーイ」(41年)、「ぴあ」(47年)など、マニア垂涎(すいぜん)の創刊号がずらり。ちなみに、平凡パンチ創刊号は当時50円で発売されたが、今では古書店で5万円するという。
また、明治36年創刊の「公民の友」や昭和21年創刊の「松竹」もカウンターに頼めば、実物を読める。
一方、児童・青年エリアには、関連する書籍16万7000冊、雑誌820誌の蔵書がある。キャリア教育や大人のための子育て本も並んでいる。16ミリフィルムは名作やドキュメントなど約9400巻をそろえ、都内の登録団体に貸し出す。
開館時間は、平日9時半〜19時、土日祝日9時半〜17時。休館日は毎月第1木曜日、年末年始など。