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園芸植物ばらと超古代文明 6 古代地中海の聖なる音楽、愛と死の挽歌−リノスの歌 http://www.asyura2.com/09/bd57/msg/865.html
園芸植物ばらと超古代文明 6 古代地中海の聖なる音楽、愛と死の挽歌−リノスの歌 前に、死と生をつかさどる聖なるハーブ、オリガヌム・ディクタムノスと聖なるばらローザ・リカルディが、古代クレタや古代エジプトなどより遥かに古い超古代文明、たとえばエーゲ大陸文明のようなものからの残存の可能性があることを述べた。 もうひとつ古い伝統が存在する。それは音楽である。エジプトを含めて地中海域で歌われる、きわめて古くから伝わる歌がひとつあることがヘロドトスにある。それは、リノスの歌といって、哀切な歌のようで、死する神への挽歌であったらしい。アドニスの園で春の花が枯れたときに歌われたのであろう。後にキリスト教のなかでマタイ受難曲へと受け継がれていく。これも古代クレタや古代エジプトなどより遥かに古く遡る可能性があるが、残念なことに、リノスの歌は現代まで伝わっていない。 また、以前、「コルシカ島の民謡 マギー・ザンニの歌」を聴いたとき、地中海風の哀切な挽歌があったと記憶している。シチリア島の民謡の中にもあった。このように地中海全域、すなわちオリーブとブドウの地域には哀切な悲しみを歌う挽歌がみられる。これらはリノスの歌の影響だろう。 YouTubeで探してみたが適当なのがないが、つぎの歌があるが、これはクレタ島南西部スファキアの動画である。挽歌のようだ。 YouTube - Sfakia region Crete 私は、人間は音楽によって、こころ、人間性、人情味が育つ、と考えている。そして、この地、地中海域には、古来人間的で、中庸を愛する人情味のようなものが、昔から伝わっている。それは、この地のこのような音楽によるのかもしれない。 古代のリノスの歌、音楽、踊りと詩などは、すべて消え去ったが、残照のようなものが、あちこちに、かすかにある。音楽のふるさと、Mediterranean地中海の音楽には、やや翳りを帯びたメロディが散見するが、この伝統の集積の故であろう。
現代ギリシアの歌姫グリュケリアGlykeriaの歌うハサピコスというギリシアのダンス Glykeriaの歌をもうすこし
First Delphic Hymn to Apollo [original fragment]
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