「ガイアの法則」千賀　一生　著　徳間書店

副題に「ロスチャイルド、フリーメイソン、アングロサクソン、なぜ彼らが世界のトップなのか？」とあり、一見よくある陰謀論、精神世界の本かと思うが、もっと奥深い内容がある。

こんな法則があったのかと思う。この地球上にある人、社会、文明すべてを貫く法則、天皇家の十六菊花紋の意味も明かされている。

そして、次に世界の中心になるのが、何と日本の淡路島。古事記の国生みの最初の地である。

このような一般受けする情報もあるが、実際はそんな情報よりも、人間の根源にせまる内容になっている。

著者は前著「タオ・コード」で、中国、雲南省の秘境の村での体験をもとに老子の裏の意味を解き明かしている。

何千年も老子の教えを保ってきたこの村は現代のエデンの園であり、人間の本来の姿とは何かを見事に描いている。

人間とは本来どういうものだったのか、何を失ってきたのか、そしてそれを取り戻すにはどうすればよいかを提示した著者が、今回、そのテーマをさらに推し進めている。

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