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シャトル運用の驚くべき実態、1988年に全損事故ぎりぎりの状況が起きていた
2009/4/7 19:25
- 画像は1988年12月6日に帰還したスペースシャトル「アトランティス」の着陸時の映像となる。この映像、よく見ると機体下部の前部から中央部にかけて白い点々が写っているのが判るだろか?
実はこの部分の耐熱タイルは全て打上げ時の衝撃にて剥がれ落ちてしまったものとなる。
画像下は帰還後の検査で判明したタイル喪失部分の略図となる。図で示されているように機体の左側を中心に多数のタイルが喪失してしまっているのが判るだろう。
このタイル喪失は地上に帰還した後で判明したものではなく、軌道上の到達後に行われたロボットアームを使った検査で判明していたもので、シャトルのパイロットを務めたロバート・ギブソン宇宙飛行士は、ロボットアームの先端に取り付けられたビデオカメラの映像を見て、思わず「なんてこった、酷い状況だな、俺たちは死んじゃうのかよ(oh, holy smokes, this looks horrible, this looks awful. we are going to die ?)」と叫んだという。
ところが、地上管制はこの映像を見ても動揺せず「恐らく太陽光の反射の影響で光りが飛んでしまったのではないか、気にすることはない」といって特に対策も講じることはしなかったという。
結局、「アトランティス」が地上に無事に帰還できたのは奇跡としか言いようがないということは、その後の地上検査によって初めて明らかとなる。
NASAはそれでも打上げ時のタイル剥落の可能性に関しては一切の対応策を講じず、それは結果的に2003年7月25に起きたスペースシャトル「コロンビア」の大気圏再突入時の崩壊事故につながることとなる。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200904071925
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