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「畸形嚢腫」〔assistant〕
夜中。BJももう眠っていたところに電話が鳴ります。
今晩手術をしなければ患者が危ないと。
「あしたにしてくれませんか」とお断りするも患者はやってきます。
名まえも名乗りません。
しかも顔にお面まで被っています。
「いいだろう・・聞かないよ。」こういう曰くありげな患者さんは慣れっこです。
患者は大きな腫瘍ができています。
畸形嚢腫です。
足、大腸、腕、肝臓、脳、腕、肺、胃・・・
レントゲン写真によると、だいたいひとそろい人間の内臓がつまっています。
なぜここまで大きくなるまで切らずにいたかというと、
手術をしようとした人間はおかしな行動をとってしまい、手術は中止となってしまうのだとか。
嚢腫ののろいです、という可仁博士の言葉をBJは信用しません。
BJ一人で手術をすることに。
しかし、激しい頭痛がBJを襲います！
「切るな！」「切るな！！」と言う声が響きます！
声に逆らって更に嚢腫を切ろうとすると、自分の手に握ったメスを自分ののどにつきたてようとする力が・・・！
「ウ・・ウ・・ま・・待てーっ」BJは嚢腫に語りかけます。
おまえを切りとるが殺しはしない、おまえを生かしておくつもりだ、と。
その方法を問われ、培養液にひたす、と答え嚢腫の信用を得ます。
可仁博士の話を聞いていてBJの腕はもとから信用していたようです。
麻酔薬を注射して、無事手術は成功。
嚢の中に、小さな腕が見えます・・。
嚢腫の中身を生かしておく、と可仁博士に告げますが反対されます。
「こいつを捨てようと焼こうと・・私が決めるっ
それとも百万円で買うかい？フフフ・・」
患者の経過は良好。あと一週間で横倍病院へ移すそうです。
BJの診療所は不衛生ですって！
そりゃあねずみなんか出たらそう言われても仕方ありません☆（それはアニメの話！
・・・ピノコが来る前はBJがお掃除していたんでしょうか・・・？
さて培養液の中を見てウイスキー？をあおるBJ・・・
BJが手術前にお酒を飲むのはこのときくらいです。
意を決したBJ。
嚢腫を人間に組み立ててゆきます・・・
この場面を見ていると、本当にこんなことができるんだろうかと思ってしまいますー
でも、その「肉体のかけら」たちがBJの手によって、ひとつひとつ繋ぎ合わされてゆき、
そして最後に女の子の顔が現れて・・
1年後。
あの患者の最後の診察日です。
ありがとう、ご恩は忘れません、と言う患者に、
忘れてけっこうですよ、と返すBJ。
「それよりあなたに会わせたい者がいます。」
ピノコです。
あなたの妹さんだ、と紹介します。
「え・・わ 私に妹なんか・・」
不機嫌そうなピノコ。「ひとごろしーッ」「バーカ」
などと姉のおなかの上で飛び跳ねます！
引き離すBJ！
「こんな子私の妹じゃありません！！
いやらしい子・・は・・早くあっちへ行って！！」
と車で走り去る姉ー
ピノコはBJの足にすがり 泣き続けるのでした。。。
http://anassistant.blog59.fc2.com/blog-entry-277.html
そこちょっとつんつく：
「私はミッシング・ツイン(バニシング・ツイン)かも知れないと考えております。
通常は袋状のその腫瘍の中に歯・骨・頭髪等があるらしいですが吸収されてただの脂肪の塊状になっているものもあり得ると思います。
もしそうだとしてもスライス写真はただの脂肪の塊な筈です。」
『ミッシング・ツイン』〔lamrim〕
先日あるニュースを見て衝撃を受けました。
アテネで9歳の女の子が腹痛を訴え、
手術するとお腹の中から胎児が。
本当は双子として生をうけるはずだったのに、
母親の胎内にいる時に一方がもう一人の体内に
吸収されてしまったのだ・・・と。
このような事例は「バニシング・ツイン」、もしくは「ミッシング・ツイン」と呼ばれ
50万分の1の確率で起るのだそうです。
実は。
私の身体にも双子の片方がいたのです。
父方の家系は双子が多くて。
ご存知の方もいるでしょうが、私の妹達も一卵性の双子です。
大学卒業間近の頃、肩にあった黒い点のようなものが
ある日を境にどんどん大きくなってきて。
みるみるうちにゴルフボール大に腫上がってしまいました。
痛くて痛くて。
すぐに整形外科に行ったのです。
脂肪のようなものだろうと、
局所麻酔で日帰り手術のはずが・・・・。
手術中にお医者様が慌てだしました。
「あれ！？今から全身麻酔に切り替えます！！」
訳がわからぬまま意識を失い、
気がついた時には病室のベッドに寝かされていました。
私の右肩に埋まっていたのは
かなり大きな 「髪の毛の塊と組織の一部」 だったそうです。
その時の説明でも
「双子として生まれるはずだったのにあなたが吸収しちゃったんだね」
「よくあることだよ」と。
あまりにも軽い表現だったので、「ああそうなのか」と
納得してしまい、
この記事を読むまですっかり忘れていたのです・・・・。
私がもう一人の存在を吸収して生まれたという事実。
おそらく一卵性で同性であったはず。
私しか、彼女の存在を思いやる人間はいないのに。
これまで一度も深く考えたことがありませんでした。
あの記事のおかげで気づかされたことに感謝です。
そして、生命の神秘に驚かされています。
彼女の肉体は私と同化され、そして魂はどこへ行ってしまったのでしょう？
魂も私に吸収されてしまったとしたら、
私は「二人分の生」を充分に謳歌しなければ。
今まで気がついてあげなくて本当にごめんなさい。
これからは、ちゃんと二人分意識して
頑張って生きるから赦してね。
貴女のこともちゃんと心の隅にいつも置いておくから！！
見ていてね。
http://suncather.exblog.jp/8127045/
▽参考
『お蔭様で手術大成功』〔BenjaminFulford〕
http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/page/2/
『背中の腫瘍の検査結果をご報告』〔BenjaminFulford〕
http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/
『ピノコ』〔Wikipedia〕
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%8E%E3%82%B3
『寄生的頭蓋結合の幼児、史上初の分離手術へ ２』〔X51.ORG 〕
http://x51.org/x/04/02/0525.php
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