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金総書記死去:関係者「17日午前1時、別荘に遺体」
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20111224k0000m030102000c.html
毎日新聞 2011年12月24日 2時30分(最終更新 12月24日 2時40分)
◇公式発表を否定 「寝室でお亡くなりに」
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の死亡時刻について、朝鮮労働党指導部に近い関係者は23日、毎日新聞に対し「17日午前1時に平壌郊外の別荘で発見された」と証言した。関係者は「将軍様(金総書記)は別荘で水を1杯飲んだ後、寝室で横になってそのままお亡くなりになった」と明らかにした。日韓などの情報当局者も「列車内ではなく、死亡時刻も公表されたものより早い」との見方で一致しており、北朝鮮当局が発表した「17日午前8時半」「列車内で死亡」を否定する情報が流出している。
北朝鮮指導部が「金総書記が生涯、休息を考えず国民のために働いた」という神話作りのため、事実とは異なる記述をしている可能性が強まった。
党機関紙「労働新聞」(電子版)は22日付で、金総書記が視察先の咸鏡南道(ハムギョンナムド)から平壌に戻った際、後継者・正恩(ジョンウン)氏が準備した公演を「現地指導を終えてから見る」と言い残し、再び北方に向かう列車に乗り込み息を引き取った、と描写。だが、韓国の国家情報院は、専用列車は15日以降動いていないと判断している。
中国在住の北朝鮮当局者にも17日早朝、死亡情報が伝わり、池在竜(チ・ジェリョン)駐中国大使は午後1時過ぎ、北京発便で緊急帰国した。「午前8時半死亡」なら、北朝鮮での通信状況などを考慮すると、この便に搭乗するのは無理がある。また北朝鮮大使館関係者の一人も同じ時刻に「急用で年内は日程を入れられなくなった」と中国側関係者に説明したという。
23日付の韓国紙・朝鮮日報は、韓国政府が日本政府から入手した未確認情報として「15日に金総書記の健康に深刻な異常が発生し、指導部が緊急会議を開催した」と報じた。
平壌で今月開かれた国際会議に出席した日本側関係者によると、15日午後7時に予定された晩さん会に元東淵(ウォン・ドンヨン)党統一戦線部副部長が40分余り遅刻。元副部長は深刻な表情で「非常会議のため遅れた」と語った。15日午前中の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長との面談まで予定変更はなかったという。16日朝、北京に戻るために移動した空港で、元副部長はクリスマスツリーの電飾を見て「今はこんなものをつけている場合じゃない。すぐ消せ」と怒ったという。
韓国国会の国防委員会に所属する宋永仙(ソン・ヨンソン)議員は22日のKBSラジオ番組で「金総書記は16日午後8時に死亡した」と紹介。朴宣映(パク・ソンヨン)議員は「16日午前1時に平壌郊外の慈母(チャモ)山の別荘で死亡」と指摘する。
朝鮮中央テレビの番組予告にも異変があった。18日午後11時3分、19日の番組予告を報じ、午前9時に金日成(キム・イルソン)将軍の歌、9時12分に金正日同志の現地指導番組を放映するとした。ラヂオプレスによると、中央テレビの放送開始は通常、午後5時。番組では金総書記が10月に港建設現場などを指導した様子が32分間映し出され、その後の午前10時、「正午の特別放送」が予告された。この番組の初放送は17日の午後6時。実はその前夜に番組予告があった。
16日夜の番組予告時点で、既に「死亡発表で過労死を国民に印象づける」というシナリオが動き出していた可能性がある。【北京・米村耕一、ソウル西脇真一、ロサンゼルス堀山明子】
◇金総書記の死亡時刻をめぐる証言
15日以降 専用列車の動き止まる
15日午前 金永南委員長は予定通り行動
15日 「金総書記の健康に深刻な異常」
19時 統一戦線部副部長「非常会議」
16日1時 「別荘で死亡」(朴議員)
朝 同副部長が電飾に激怒
夜 現地指導番組予告
17日1時 「別荘で死亡」(朝鮮労働党筋)
8時半 北朝鮮発表死亡時刻
13時過ぎ 駐中国大使出国
18時 現地指導番組初放映
18日23時 19日の番組予告
19日9時 金日成将軍の歌
現地指導番組
10時 「正午の特別放送」予告
正午 特別放送
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