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金総書記“暗殺”これだけの状況証拠…空白の2日間と韓国報道
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20111220/frn1112201555008-n1.htm
2011.12.20 夕刊フジ
北朝鮮の最高指導者、金正日総書記の急死に疑惑の目が向けられている。金総書記の死亡時間は17日で、朝鮮中央通信が伝えたのは2日後の19日だった。不可解なタイムラグと、脳卒中で倒れ、糖尿病が悪化する体調不良のなか、現地指導を強行する理由も判然としない。隣国の韓国メディアでも「誰かに殺されたのではないか」「強硬派が何かを起こした」など暗殺の可能性を示唆する内容を報道。急死なのか、真相は−。世界が固唾をのんでみつめている。
急死から一夜明けた20日、韓国各紙は、金総書記の死去をめぐり、健康状態が良くないにもかかわらず、列車で現地指導を続けたことや、死去から発表まで51時間半かかったことなど多くの謎があると報じた。
有力紙の東亜日報は「(北朝鮮の)発表で最も疑問が残る点は列車内で死去したことだ」と指摘。金総書記の健康維持は北朝鮮にとって「最優先課題」であり、体調の変化に北朝鮮当局がまったく気付かないまま総書記が現地指導を続けたことは理解し難いなどと疑問を提起。
毎日経済は「誰かに殺害されたのではないか、という可能性が提起されている」とし、東亜日報も「強硬派の仕業ではないか」とする北朝鮮脱出住民(脱北者)出身の専門家の見方を伝えた。
朝鮮中央通信の報道では、金総書記は17日午前8時半に死去したが、発表は19日正午。1994年の金日成主席死去の際は発表まで34時間で、今回は17時間半も余分にかかった。さらに北朝鮮は金総書記の病理解剖検査を行い、「疾病の診断が完全に確定された」としている。
東亜日報はこれに関し、「死因などをめぐり、臆測が出る余地が多いということを自ら認めたものだ」と強調。毎日経済は「(詳細な検査を同時に発表したのは)死因は他にあるのではないか、という疑心があるためだ」とした。
にわかに注目されだした暗殺説。過去、未遂事件とも指摘される大事故が起きているだけに単なる憶測と退けられないのも事実だ。
2004年4月22日正午過ぎ、中国国境に接した北朝鮮平安北道の龍川駅付近で、硝酸アンモニウムを積んだ列車が爆発。半径500メートルの建物が全壊し、駅周辺の小学校で授業を受けていた小学生など161人が死亡、1500人もの負傷者を出す大惨事となった。
この事故の数時間前に、北京から平壌へ向けて金総書記を乗せた専用列車が通過していたことから、金総書記を狙ったテロ説が浮上。中国国営新華社通信も金総書記が、自身に向けられたテロと分析していることを報じ、事故後、北朝鮮で使用される携帯電話約1万台が没収される事態に発展したとされる。
ささやかれる暗殺説につて、北朝鮮問題に詳しい山梨学院大の宮塚利雄教授は「あの国の管理体制下では難しい」と否定。「体調悪化をおして現地指導を行いながら長旅をしていたのは、ここ数年、『強盛大国』のスローガンを引っ込め『強盛復興』にトーンダウンしたことで人民、軍部の士気が低下していたため。2008年に脳卒中で倒れたことが判明した際、糖尿病の悪化もあって、あと4〜5年も持たないとの見立てを米政府も打ち出していた。今回の心筋梗塞は不自然とは思えない」と話している。
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