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聯合ニュース 2月9日(水)16時23分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110209-00000027-yonh-kr
【瀋陽9日聯合ニュース】北朝鮮が深刻な食糧難を解決するため、中国を対象にした地下資源輸出を大幅に増やす一方、共同開発にも積極的に乗り出しているようだ。
中国の対北朝鮮消息筋らによると、北朝鮮は中国企業と共同で、咸鏡北道慶源郡の炭鉱と穏城郡の銅鉱山の開発を進めている。慶源には三つの炭鉱があり、石炭の埋蔵量が2億トンに達すると推定されている。
慶源から中国の吉林省・琿春までの距離はわずか9.2キロメートル。北朝鮮北東部の経済特区、羅先市からも100キロメートルしか離れていない。中国としては同地域から生産された石炭を琿春に持ち込んだり、羅先市の羅津港から南方地域まで容易に輸送できるため、共同開発に高い関心を示している。
中国・延辺のある企業がすでに2009年に北朝鮮の貿易会社と炭鉱共同開発契約を締結したのに続き、昨年2月には北朝鮮の中央当局から合営(合弁)会社設立の許可を受けたと伝えられた。同企業は1500万ドル(約12億円)を投じ、慶源炭鉱で年間100万トンの石炭を生産する計画だ。
さらに、北朝鮮の提案を受け、穏城郡での大規模な銅鉱山開発も検討している。穏城には銅2億4000万トンやモリブデン1万2000トンなど大量の資源が埋蔵されているとされる。
中国の中堅鉄鋼グループも、北朝鮮最大規模とされる両江道・恵山の鉱山で昨年から本格的な生産に入ったと伝えられた。主に亜鉛などを生産し、中国に持ち込んでいるという。
そんな中、北朝鮮の合営投資委員会は今月15日に、中国の商務省と北朝鮮の資源開発に向けた協定を締結すると伝えられている。消息筋によると、今回の協定には金や無煙炭が大量に埋蔵された北朝鮮の茂山鉱山やレアアース(希土類)開発に関する内容が盛り込まれる。
デノミネーション(通貨呼称単位の変更)の失敗で経済システムがまひした上、自然災害や国際社会の援助中断で深刻な食糧難に直面した北朝鮮が、地下資源輸出に力を入れているわけだ。
米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の1月15日付報道によると、北朝鮮は一時地下資源の輸出を規制したが、昨年中国に輸出した石炭は前年比14%増の410万トンだった。鉄鉱石も160万トン以上に達したという。地下資源輸出で稼いだ外貨でコメやトウモロコシなどを購入したとされる。
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