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タリバン妨害、テロ続発 厳戒態勢下で投票 アフガン下院選(産経)
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100918/asi1009181954001-n2.htm
2010.9.18 19:52
【ニューデリー=田北真樹子】
アフガニスタンで18日、2001年の旧タリバン政権崩壊後2度目となる下院選(定数249)が、厳戒態勢の中で行われた。
イスラム原理主義勢力タリバンが選挙妨害を宣言するなか、政府は約25万人の警察や国軍兵士を投票所などに投入した。
しかし、各地でテロ攻撃が続発、ロイター通信によると少なくとも10人が死亡した。
カルザイ大統領は同日朝、首都カブール市内で投票した。
カルザイ氏は記者団に「武装勢力による攻撃などで投票が妨害されないことを望むが、それでもいくつかはあるだろう」とした上で、「金銭や圧力に影響を受けることなく候補者を選んでほしい」と有権者に呼びかけた。
選挙管理委員会はこの日の記者会見で、全国の投票所5819カ所のうち8%が開設できていないと発表した。
主にタリバンの妨害によるものとみられる。
当初、約6800カ所の投票所を設ける予定だったが、治安上の理由から約1000カ所を閉鎖した。
ロイター通信などによると、北部バグラン州では投票所に隣接する検問所に詰めていた国軍兵士ら7人がタリバンに殺害された。
東部クナール州ではロケット弾攻撃で2人が死亡、北東部タハール州でも投票所をそれたロケット弾が民家に命中し1人が死亡した。
南部カンダハル州では、州知事が投票所に向かう途中、路肩の仕掛け爆弾によるテロ攻撃を受けた。知事は無事だった。
カブール市内では、早朝にロケット弾攻撃があったが、時間の経過とともに、住民が投票に向かう風景が見られた。
産経新聞の現地スタッフによると、午前中に票を投じた行商人のハジさん(46)は、「下院選の候補者に期待することは何もない。当選すれば汚職に手を染め、投票した人のことなんて忘れてしまうのだから」と語った。無職のオメド・ジャンさん(21)は「新しい下院には雇用創出を期待したい」と話した。
自らの意思で投票を棄権する人もいる。
ネットカフェを経営するハミド・マンソリさん(21)は「有権者の期待を裏切るような人々を選ぶ選挙に行くほどバカじゃない」と述べた。
今回の選挙では、女性約400人を含む約2500人が立候補。
選管によると、登録有権者数は約1140万人。
選管は、10月上旬に全国の暫定結果を公表し、不服審査を経て最終結果を10月末に発表する予定。
だが、不服の申し立てが相次いだ場合、最終結果の発表は遅れる可能性もある。
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