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http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1221&f=politics_1221_007.shtml
カンボジアのウイグル人強制送還、背後に「中国・副主席の影」の見方
【政治ニュース】 【この記事に対するコメント】 Y! V 2009/12/21(月) 13:37
カンボジア当局が中国からの不法入国としてウイグル人20人を強制送還した件で、各国で中国の習近平国家副主席の同国訪問が関係したとの見方が出た。
未成年を含むウイグル人20人は、中国が派遣した専用機でカンボジアのプノンペン空港から中国に送られた。カンボジア政府の広報官は「かれらは非合法な移民であり、わが国内法にもとづき、国境外に駆逐されねばならない」などと述べた。ウイグル人は密入国後に難民申請をしたが、カンボジア当局は認めなかった。
米国務省、同民間団体、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はそれぞれ、ウイグル人は中国到着後、7月に新疆ウイグル自治区ウルムチ市を中心に起きた暴動事件に絡んで迫害される恐れがあると懸念を表明。米国務省は「扱いにおける透明性」と「適切な待遇」を求めた。
国連難民高等弁務官事務所はカンボジアは1951年に国連難民条約に調印したと指摘。「送還は妥当でない」と批判する一方、カンボジアに密入国したウイグル人は当初22人だったが、中国に送還されたのは20人だったことに触れ、「カンボジア政府には、2人を探し出す義務がある」との考えを示した。米国務省も「国際法のもとでの承諾事項を順守すべきだ」とカンボジア政府の措置を批判した。
中国の習近平副主席は20日にカンボジアへの公式訪問を始めることが決まっていた。習副主席の訪問時に、14件の共同プロジェクトや対カンボジア借款が調印されるとの見方があり、カンボジア政府の措置は、中国側の意向をくんだものとの見方が高まっている。(編集担当:如月隼人)