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イラン改革派の精神的支柱、モンタゼリ師死去【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091220-OYT1T00638.htm
【テヘラン=久保健一】
イランのイスラム教シーア派最高権威の一人で、同国のイスラム革命体制の「非民主性」を批判していたホセイン・アリ・モンタゼリ師が19日夜、同国中部コムの自宅で死去した。87歳だった。
息子のアフマド師は、「病死」としている。
イラン改革派の精神的支柱でもあるモンタゼリ師は、6月の大統領選後、改革派に対する弾圧を強めた政府・保守派勢力を繰り返し非難していた。
改革派系の高位イスラム法学者で最長老の同師の死去により、宗教界での改革派の発言力が低下する可能性もある。
モンタゼリ師は、同国中部イスファハン近郊生まれ。
イラン革命(1979年)の指導者ホメイニ師(1902〜89)の側近として、親米パーレビ王政の打倒運動に参画。
「イスラム法学者の統治」(ベラヤティ・ファギー)原理に基づいた革命体制の樹立に大きな役割を果たした。
86年、ホメイニ師の後継最高指導者に指名されたが、反体制派との交遊が問題視され、89年、同師により次期指導者の地位を奪われた。
その後、モンタゼリ師は、革命体制が「責任を負わない全能の指導者を作り出した」などと、独裁的側面を批判し、現最高指導者ハメネイ師と対立。
宗教界の過度の政治介入も批判し、最高指導者制の廃止を唱えた。
このため、ハメネイ師率いる保守派の怒りを買い、1997年〜2003年まで、事実上の自宅軟禁状態に置かれた。
(2009年12月20日19時47分 読売新聞)
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