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新しい地域機構構築へ連携促進 東アジアサミット【47NEWS】
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102501000169.html
【フアヒン共同】
タイのフアヒンで２５日、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）と日中韓、インド、オーストラリアなど計１６カ国が参加する東アジアサミットが開かれ、長期的な視野で、新しい地域機構の構築に向け議論を続け、緊密に協力していくことで一致した。
経済、教育、環境など幅広い分野での連携促進などを盛り込んだ共同声明を採択し、一連のＡＳＥＡＮ会議が閉幕した。
参加各国は、鳩山由紀夫首相の「東アジア共同体」構想を「開放性、透明性などの原則に基づく東アジア地域統合に向けた議論を再活性化させる」と支持。
オーストラリアのラッド首相が提案した「アジア太平洋共同体」構想についても「さらなる議論を期待する」と評価した。
ただ、共同体の枠組みなど具体的な議論は、今後に持ち越されることになった。
北朝鮮の核・ミサイル問題では、地域の長期的な平和のため、朝鮮半島の非核化を目指す６カ国協議の早期再開を全面的に支持することを確認。
北朝鮮に、国連安全保障理事会決議に従うよう求めた。
ミャンマー軍事政権に対しては、民主化の促進や、来年実施の総選挙を公正かつ自由で、すべての政治勢力が参加できるものにするよう努力を促した。
しかし、自宅軟禁中の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんらとの対話に軍政が取り組み始めたことなどを受け、スー・チーさんの解放を軍政に直接迫るような声はなかった。
2009/10/25 18:58 【共同通信】
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もっと知りたい ニュースの「言葉」
東アジアサミット（2007年11月21日）東アジア地域の各国首脳が政治・経済の幅広い問題を議論する会合で、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）加盟１０カ国と日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドの計１６カ国で構成。２００４年１１月のＡＳＥＡＮプラス３（日中韓）首脳会議で開催に合意。第１回は０５年１２月にクアラルンプールで開かれた。サミット参加には、ＡＳＥＡＮの基本条約である東南アジア友好協力条約（ＴＡＣ）への署名など、ＡＳＥＡＮとの親密な関係の構築が条件となる。（共同）
東アジア共同体（2007年1月15日）政治、経済、安全保障など幅広い分野で連携し、東アジアの共存と繁栄を目指す構想。１９９０年代初めにマレーシアのマハティール首相（当時）が「東アジア経済会議（ＥＡＥＣ）」として提唱、２００３年の日本と東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）の特別首脳会議で採択された「東京宣言」で共同体構築を明記した。０５年１２月のＡＳＥＡＮプラス３（日中韓）首脳会議で、プラス３の枠組みが東アジア共同体構築で主導権を握ることをうたった「クアラルンプール宣言」が調印された。（共同）
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