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台湾、馬総統が主席兼務 中台首脳会談へ布石【産経】
http://sankei.jp.msn.com/world/china/091017/chn0910172122000-n1.htm
2009.10.17 21:22
【台北=山本勲】
台湾の与党、中国国民党は17日、第18回全国代表大会を開き、馬英九総統が2年8カ月ぶりに党主席(党首)に復帰した。
党首を兼務することで権力を強化し、年末の統一地方選挙をはじめとする一連の選挙や対中交渉で主導権を握ろうとの狙いがある。任期は4年。
馬総統は7月の党主席選挙で無競争当選を果たした。
今回の党大会で呉伯雄前主席から公式に党首の地位を継承。
呉前主席は連戦氏と同様、名誉主席に就任した。
馬総統は主席就任演説で、「党と政府の協力をさらに緊密化することで国政運営の効率を上げる」と宣言した。
同時に「党が政府を指導する時代は終わり、党は補佐役を務める」「年内に党資産の最終処理方策をまとめる」などと、旧来の国民党政権との違いを強調した。
国民党は立法院(議会)議席の約4分の3を占めている。
それだけに支持率低下にあえぐ馬総統としては、党と政府の両権を掌握することで政権浮揚をめざしている。
しかし、党主席兼務にはもう一つ、将来の胡錦濤・中国国家主席との中台首脳会談に向けた布石、との見方がある。
「中国は一つ」との原則下では国家指導者の身分での首脳会談は実現が難しい。
共産党総書記と国民党主席の名目での首脳会談を実現させようというわけだ。
もっとも馬政権の前途は多難だ。
8月、台風8号が台湾を襲った際の救援活動の不手際で、支持率は一時20%前後まで急落した。
ここへきて30%台まで持ち直しているものの、花蓮、南投、新竹など6県・市の首長選で8人の国民党系候補者が党中央の命令に背いて立候補するなどの“反乱”が相次いでいる。
馬総統は昨年の総統選を前に「党政分離」を唱えて党主席を辞任したこともあり、世論は今回の兼任に批判的だ。
野党、民進党の世論調査では「兼任は不適切」が54%、「適切」は35%だった。
馬総統は大権を握る見返りに、結果に全責任を負う立場に置かれたことも否定できない。
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