★阿修羅♪ > アジア13 > 425.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
核問題:米朝2国間協議が加速か【朝鮮日報】
http://www.chosunonline.com/news/20090919000018
北朝鮮の時間稼ぎ?
金正日 | 6カ国協議
米国のオバマ政権は、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が非核化に言及、「多国間協議を通じ、これを話し合う」との見解を明らかにしたことに対し、歓迎する意向だ。
オバマ政権は最近、従来の見解を変更し、北朝鮮を6カ国協議に復帰させるため、2国間協議を行うことを決めたが、具体的な方法は確定していない。
こうした状況で、金総書記が自ら「非核化目標は不変」「多国間協議の並行に要約される肯定的発言」に関し触れたことにより、近く始まる米朝対話は加速する可能性もあると見られる。
オバマ政権は今週末、金総書記の発言を前提に、対北朝鮮政策案を作成し、来週の国連総会に出席する6カ国協議参加国との協議に臨む予定だ。
クローリー米国務次官補は17日、「(来週の)国連総会でほかの国々と接触した上で、われわれは何らかの決断をするだろう」と言及している。
このため米国は、韓国・日本・中国・ロシアとの2国間協議を通じ、対北朝鮮政策を最終調整した後、米国務省ボスワース北朝鮮問題担当特別代表の訪朝、あるいは第3国での米朝会談などを発表するものと予想される。
オバマ政権では、「金総書記が言及した多国間協議は6カ国協議を意味するものではない可能性もある」とし、警戒する向きも少なくない。
北朝鮮の「名目上の」国家元首である金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長までが、「6カ国協議への復帰は不可能」と公言しているだけに、別の形の多国間協議を要求してくる可能性もある。
米政権の一部では、「北朝鮮の非核化を明言した2005年9月19日の6カ国協議共同声明の継承を前提条件に、6カ国協議の形式や運営方法の変更も考慮に入れるべき」という声もあるという。
米朝2国間協議が順調に進めば、6カ国協議、あるいはこれに似た形の多国間協議がまもなく再開される可能性が取りざたされるようになる。
その一方で、オバマ政権は、金総書記が今回も時間稼ぎのために会談再開を口にした可能性も念頭に置いている。
したがって、北朝鮮が非核化の手続きに「実際に」復帰しない限り、国連安全保障理事会決議第1874号による対北朝鮮制裁は対話と並行し、引き続き維持していく方針だ。
ワシントン=李河遠(イ・ハウォン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版