★阿修羅♪ > アジア13 > 382.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
クリントン元大統領、金総書記と会談…韓国報道
北朝鮮【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090804-OYT1T01004.htm
【ソウル=前田泰広】
北朝鮮の朝鮮中央通信は4日、米国のビル・クリントン元大統領(62)が同日、平壌に到着したと報じた。
韓国の聯合ニュースは同日夜、同元大統領が北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記と会談したと伝えた。
米政府も同日、北朝鮮に拘束されている米国人女性記者2人の解放交渉のため、元大統領が訪朝したことを認めた。
クリントン氏訪朝は、核問題を巡っても米朝交渉のきっかけになる可能性がある。
韓国・聯合ニュースや同通信によると、クリントン氏は同日午前10時48分(日本時間同)、平壌の順安空港に到着した。
平壌の空港では楊亨燮(ヤンヒョンソプ)最高人民会議常任副委員長、金桂寛(キムケグァン)外務次官が出迎えた。
ギブス米大統領報道官は4日、クリントン氏の訪朝について、「米国人2人の解放実現を目指す完全に私的な任務で、コメントしない。
我々はクリントン元大統領の成功を危険にさらしたくない」との声明を発表した。
米朝関係に詳しい韓国の消息筋は「米国政府当局者は随行していない」としつつ、クリントン氏が金正日(キムジョンイル)総書記と会う可能性があると指摘した。
ヒラリー・クリントン米国務長官は、核問題と切り離して女性記者解放交渉を進める意向を示していたが、夫のクリントン氏は、北朝鮮に核問題をめぐる6か国協議復帰を求め、北朝鮮問題の「包括的解決」を模索するオバマ米政権の方針を伝えると見られる。
北朝鮮側は、記者解放を取引材料として、核問題をめぐって自国に有利な形の米朝交渉を求めてくる可能性がある。
北朝鮮は7月27日の外務省報道官の談話で、6か国協議以外に対話方式があると主張。
申善虎(シンソンホ)国連大使も「我々はいつでも対話をする準備ができている」と述べ、米朝交渉を求めていた。
北朝鮮は、核開発疑惑で危機が高まった1994年6月、ビル・クリントン大統領(当時)の事実上の特使としてカーター元大統領の訪朝を受け入れた。
これをきっかけに、米朝の対話が再開し、軽水炉提供や将来の米朝関係正常化などを盛り込んだ同10月の「米朝枠組み合意」調印につながった。
(2009年8月4日22時19分 読売新聞)