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(回答先: 北朝鮮関与説で韓国世論が対立 サイバーテロ【中日新聞】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2009 年 7 月 12 日 14:46:39)
韓国大混乱、危機管理の課題露呈【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/net/report/20090712-OYT8T00609.htm
【ソウル=細川紀子】
韓国では10日も、北朝鮮か親北勢力によるものとみられるサイバー攻撃の被害が続き、社会は大きな混乱に陥った。
整ったネット環境、裏目
政府は、ハッカーが利用したサーバーの接続を遮断、被害は収まりつつあるが、サイバーテロを未然に防ぐ手段がないことが露呈され、危機管理体制の見直しを迫られている。
7日に主に政府機関を標的に始まったハッカー攻撃は、8日には4銀行などにも広がった。
若者に人気のオークションサイトは3日間連続で攻撃され、韓国メディアは1日で数十億ウォン(数億円)の損失が出たと報じた。
今回のハッカー攻撃は、ウイルスを感染させた多数のパソコンから大量にデータを送りつける「DDos」(分散型サービス拒否攻撃)と呼ばれる手口。
パソコン所有者は感染に気付かないまま、標的サイトに大量のデータを送信し、機能不全に陥らせる。
放送通信委員会は、国内外5か所のサーバーを介し、2万台以上のパソコンが感染させられたと指摘している。
同委によると、10日の家庭用パソコンに対する攻撃では、データが削除されたり、キーボードが作動しなくなったりする被害が321件にのぼった。
16か国、86の発信元から、感染したパソコンの機能を停止させる命令が出されたためという。
同委は10日、ハッカーに利用されたサーバーへの接続をすべて遮断したと発表し、新たな攻撃を受ける可能性は低いとした。
北朝鮮によると疑われるサイバー攻撃は過去にもあった。
10日付朝鮮日報は、当局者の話として、大統領に外交政策を助言する外交安保諮問委員に今年5月、「青瓦台外交安保首席室」名で、「北朝鮮情勢に関する判断」と題する添付ファイルが届き、開くとデータが抜き取られる仕組みになっていたと伝えた。
このメールも北朝鮮側から送りつけられた可能性があるという。
今回、ネットの利用者が多く、高速インターネット環境が整っている韓国で、瞬く間に被害を広げる結果となった。
パソコンのワクチン開発を進める安哲秀(アンチョルス)研究所の黄美慶(ファンミギョン)次長は「DDosの攻撃を受けた場合、データを送ってきたネット上アドレスとの接続を一つ一つ切断するしか解決方法がなく、対応にも限界がある」と難しさを語った。
米専門家「北の部隊、1000人規模」
【ワシントン=山田哲朗、本間圭一】ケリー米国務省報道官は9日、同省へのハッカー攻撃は「続いている」と述べ、主要官庁が連携して対応策の検討に入ったことを明らかにした。
「北朝鮮犯行説」を主張する専門家は少なくなく、対応策を求める声が強まっている。
4日に始まった米国へのハッカー攻撃の標的は、ホワイトハウスなど8機関にのぼり、ワシントン・ポストなど大手新聞社や銀行など民間企業にも広がった。
9日までに実際の被害は確認されていないが、米専門家の間では「北朝鮮は軍に1000人規模のサイバー攻撃部隊を創設した」との指摘もある。
今回、米国や韓国の政府機関を狙った「DDos」攻撃は、サイバー攻撃としては比較的単純な手法。
機密情報を盗み取ることなどはないが、接続要求が集中する結果、コンピューターがダウンするなどの被害が出る。
インターネットセキュリティー会社「ラック」(本社・東京)によると、攻撃用パソコンを1回限りの「使い捨て」にしたり、既存のウイルスを改造して再利用したりして、発信元が特定されにくい工夫を重ねており、「愉快犯のレベルでない」(西本逸郎・執行役員)という。
オバマ米大統領は5月、「サイバー攻撃は大きな脅威だ」と発言。
ホワイトハウスにサイバーテロ対策を総括する組織新設を表明するなど、通信網防衛の対策を手がけてきた。
中国からの攻撃が増加しているためだが、諜報(ちょうほう)活動に詳しいヘリテージ財団のブルース・クリングナー上級研究員は「平壌はサイバーテロの準備を急いでいる」と述べ、北朝鮮からの新たな攻撃を警告している。
(2009年7月11日 読売新聞)