★阿修羅♪ > アジア13 > 357.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
「韓国はスマートグリッド技術の先導国」(上) | Chosun Online | 朝鮮日報
韓国が次世代送電網の「スマートグリッド技術」で世界を先導する国に選定された。
李明博(イ・ミョンバク)大統領も出席する中、9日にイタリアのラクイラで開催された主要8カ国(G8)拡大首脳会議の気候変動(MEF)セッションで、各国の首脳は「世界を変える七つの技術」を選定し、その中で次世代送電網の「スマートグリッド技術」の開発の先頭に立つ国として韓国を指定した。スマートグリッドとは、これまでの電力網に情報技術(IT)を融合させた次世代の電力網のことで、エネルギー消費を平均で6%減らし、温室効果ガスも4.6%減らすことができる画期的な技術だ。
李大統領は会議で、「韓国はスマートグリッドの開発と拡大を目指す国際協力の実現に向けた具体的方策を今年11月までに提示したい。さらに年内に2020年までの温室効果ガス削減目標を発表するために、国内で合意を取り付ける作業を現在行っている」と述べた。
大統領府の関係者は「韓国がスマートグリッド技術を先導する国に選ばれたのは、世界的にも開発が始まったばかりの同技術に関する国家次元での発展に向けたロードマップ(工程表)を、今年3月に世界で初めて打ち立てた点が認められたからだ。G8の会員ではない国から(先導する国が)選ばれるのは珍しく、韓国としては非常に意義深いことだ」と述べた。残りの六つの新技術とこれを担当する先導国は、エネルギー効率が日本、太陽光エネルギーはドイツ、CCS(二酸化炭素の地中貯留)はオーストラリア、バイオエネルギーはブラジル、ハイテク自動車は未指定、環境に優しい石炭技術も未指定となった。
http://www.chosunonline.com/news/20090710000009
「韓国はスマートグリッド技術の先導国」(下) | Chosun Online | 朝鮮日報
李大統領はこれに先立って開催されたG8拡大首脳会議の貿易セッションで最初に発言し、「ドーハ開発アジェンダ(DDA)交渉が、12月にスイスのジュネーブで開催される世界貿易機関(WTO)の定例閣僚会議で妥結できるようにしなければならない」と訴え、各国首脳に対して政治的な決断を促した。DDA交渉は1995年に発足したウルグアイ・ラウンド以降の新たな世界の貿易秩序を打ち立てるため、98年から話し合いが行われている。しかし各国の利害が複雑に絡み合っていることから、いまだに妥結のきっかけをつかめていない。李大統領は「国際的な交易をさらに活性化させるための最善の方策は、ドーハ・ラウンド交渉の早期妥結であることは言うまでもない。今の時点で最も重要なことは、交渉の妥結に向けた各国首脳の政治的な決断だと思う」と述べた。
李大統領はさらに「現在世界的に進んでいる保護貿易主義を遮断し、国際的な交易の活性化に向けた首脳レベルでの決意も新たに示す必要がある。各国首脳が先頭に立って、WTOによるモニタリング結果をチェックしなければならない」と述べた。李大統領は会議で、G8議長国イタリアのベルルスコーニ首相、米国のオバマ大統領、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長らと共に、最初に発言するよう要請された。
さらに李大統領はロシアのメドベージェフ大統領と会談し、北朝鮮の核問題や経済協力策などについて話し合った。両首脳は現時点で、国際社会が国連安全保障理事会による北朝鮮への制裁決議1874号を忠実に実行することが重要との点で一致し、北朝鮮の非核化に向けた6カ国協議の枠組みを維持しながら、5カ国での合意を引き出していくことでも合意した。
今回のG8拡大首脳会議には米国、日本、英国、ドイツ、フランス、イタリア、カナダ、ロシアの8カ国に加え、中国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカ共和国の新興5カ国(G5)、さらに韓国、ナイジェリア、エジプトなど、主催国のイタリアが招待した気候変動主要国会議(MEF)参加国など、合計28カ国と11の国際機関が出席した。韓国は昨年、日本の洞爺湖で行われたG8首脳会議に続き、今回2回目の招待を受けた。
http://www.chosunonline.com/news/20090710000010