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【イラン騒乱】ハタミ前大統領も政権を批判【産経】
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090702/mds0907022154005-n1.htm
2009.7.2 21:53
【カイロ支局】イラン改革派のハタミ前大統領は1日、ウェブ上に声明を発表し、アフマディネジャド大統領の再選が確定した大統領選やその後の抗議デモをめぐる政府対応について、「国民と民主主義に対するクーデター」と激しく非難した。ハタミ師が明確に政権批判をするのは初めて。
改革派の大統領候補、ムサビ元首相と、カルビ元国会議長も政府が主張する選挙の正当性を否定する声明を相次いで出しており、改革派のキーマンが政権批判で足並みをそろえた形だ。
ハタミ師は声明で、大規模不正があったと指摘される大統領選を護憲評議会(選挙監督機関)が正式承認したことについて、「国民による抗議が鎮圧され、国民の権利を守るべき者が国民を辱めた」と糾弾した。
また、抗議デモの鎮圧で少なくとも20人が死亡、1000人以上が拘束された政府の対応も「事態の沈静化を図るなら、なぜ大規模拘束をするのか。
国民への抑圧は抗議を終結させる手助けにはならない」と指摘した上で、「それでも(政権は)和解と平和などと口にする」と政権側の“言行不一致”を批判した。
改革派による政権批判では、ムサビ氏も1日、「抗議を続け、国民の権利を放棄しないよう努力することは歴史的な責務だ」との声明を公表。
カルビ氏も6月30日、「闘い続ける」と訴えている。
しかし、護憲評議会が選挙結果を承認したことで、大統領選の再投票が法的に封じ込まれるなど、改革派は苦しい状況に追い込まれている。
また、イランのファルス通信は1日、民兵組織「バシジ(人民動員軍)」が、ムサビ氏の言動を治安妨害など反国家的な活動と見なし、9つの罪で追及すべきだとの書簡を検事総長に送ったと伝えた。